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「メールが使えない」老害クレーマーに振り回される29歳営業マンの憂鬱

学び

「『突然、インターネットやメールが使えなくなったの!』と来てみれば、無線LANが一時的に解除されていただけでしたし、最初のころはバッテリー切れでブラックアウトしただけなのに『壊れた!』と騒いでいたこともありました。

 いずれも学校にうかがって対応しましたけどね。この先生、電話対応は怠慢と思っているらしく、直接行かないとうるさいんですよ」

忘年会の最中に電話。頼まれた仕事は…

取引先4

 なかでもキツかったのは、会社の忘年会の最中に呼び出されたことだという。

「忘年会でお酒を飲んで行ける状態でないことを説明ましたが、『忘年会とどっちが大事だと思ってるの?』とキレられて、中座して学校に行くハメになったんです。

 普段は営業車ですが、酔って乗れないので電車を乗り継いで行きましたが、会うなり『酒臭い! ここをどこだと思ってるの!』ですからね。ババァ、お前が呼んだんだろ、って言い返したくなる衝動を必死に抑えていました」

 すでに夜も9時近く、職員室には女性教諭を含めて数人が残っているのみだったが、呼び出した理由は年賀状の作成。それも学校のではなく、彼女個人のものだったとか。

仕事とまったく関係ない年賀状の作成まで

「『パソコンならパパッとできるんでしょ。やってもらえないかしら』と年賀ハガキを渡されて頼まれましたが、年賀状ソフトをインストールしているわけでもなければ、送り先の住所も入力しているわけでもありませんでした。

 そのことを分かりやすく噛み砕いて説明しましたが、『あらそう。じゃあ、それを含めてお願い』ですからね」

 まったくもってパソコンを覚えようとする気すらない女性教師。ついに竹田さんは反撃に出ることにします。

「今までの単純なトラブルシューティングと違い、短時間で終わる作業ではありません。とにかく今日は対応できないと伝え、二次会に突入していた会社の忘年会に合流し、上司に相談したんです」

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