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最上位iPhoneにも匹敵?5万円台「Xiaomi 11T」の“カメラ性能”が侮れない

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iPhone13 Proと撮り比べ!広角カメラの違いは?

 カメラ性能をチェックすべく、ハイエンドスマホの代表格ともいえるiPhone 13 Proとの撮り比べをしてみた。ちなみにiPhone 13 Proの価格は12万2800円から。価格には倍ほどの開きがあるが、撮影した写真には果たしてどの程度の差が出るのだろうか?

 まずは広角カメラ。大きな違いはないものの、左端を見るとXiaomi 11Tのほうが画角が若干広いことがわかる。また、空の色の描画にも違いがあり、Xiaomi 11Tは全体が白っぽい水色になっているのに対して、iPhone 13 Proは微妙なグラデーションが表現されている

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Xiaomi 11Tの広角カメラで撮影

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iPhone 13 Proの広角カメラで撮影

 なお、超広角カメラの場合も全体的な印象に大きな違いはないが、iPhone 13 Proの画角が0.5倍なのに対して、Xiaomi 11Tは0.6倍となるため、iPhoneに比べて写せる範囲は少し狭くなる。

1億8000万画素カメラで「望遠なし」をカバー

 Xiaomi 11Tの弱点は、望遠カメラを搭載していないこと。それをカバーするのが、1億8000万画素の超高画素撮影モードだ。写真はピクセルとよばれる「点」の集まりで表現され、画素数の高い写真はこの「点」の数が多いことを示している。そして、画素数が高い写真は、画質を落とすことなく大きく拡大することができる

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Xiaomi 11Tの1億8000万画素広角カメラで撮影

 つまり、1億8000万画素で撮影して、それを後からトリミングすれば、望遠レンズで撮影したのに近い写真が得られるというわけだ。飛行場の遠景をXiaomi 11Tの1億8000万画素モードで撮影。この写真は記事掲載用にサイズを小さくしているが、元の写真でもスマホの画面で見る限りは通常モードと大きな違いは感じられない。

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1億8000万画素で撮影した写真をトリミング

 高画素の写真がその威力を発揮するのは、写真を大きく引き伸ばしたときだ。左奥に並んだ飛行機が大きく見えるように、一部を切り出してみた。通常の広角撮影(1200万画素)の場合、ここまで拡大すると被写体の輪郭などがぼやけてしまうが、高画素の写真から切り出せば、そのような問題が起こりにくい

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iPhone 13 Proの望遠カメラ+デジタルズームで撮影

 比較のために、望遠カメラを搭載したiPhone 13 Proでも撮影してみた。同程度の画角になるようにするため、3倍望遠にデジタルズームを組みあわせて撮影している。

 iPhoneのほうがコントラストが高くパキッとしているが、このあたりを編集機能で調整すれば、「高画素の広角カメラで撮って切り出した写真」は、「望遠カメラで撮った写真」にかなり近づけることができる。

 多少の手間はかかるものの、Xiaomi 11Tで遠くのものを大きく撮りたいときは、この方法を使うのがよいだろう。

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