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「ターゲティング」ってどういう意味?――いまさら聞けない、ビジネスシーンの「カタカナ語」

コラム

A.「販売対象となる顧客を決定すること」

語源となる「ターゲット(target)」という英単語を辞書から一部抜粋すると、

1.(弓術・射撃の)的, 標的;(射撃・攻撃の)目標となるもの(都市・建物・船など)
2.(生産・貯蓄などの)達成[到達]目標(額)

 といった意味があります。

 ビジネスの世界における標的や目標とは……?

 答えは、「販売対象となる顧客を決定すること」です。

 何か新商品を開発するとき、既にある商品の広告を考えるとき。その対象となる顧客はどのような年代、興味や関心を持った方なのでしょう。

 これを考えることで、効率的に商品の開発や宣伝を行うことができるのです

 例えば新しい化粧品を売るとなると、女性がまず対象になります。そして更に10~20代、などと年代が絞られてくると色味などが決まってきます。

 更に広告も10~20代の女性がよく行くショッピングモールなどに絞ることができます。

 また、広告の対象となる顧客の興味や関心を推測し、それに基づいて対象を決めてインターネット広告配信を行う手法もあります。

 これは行動ターゲティング広告と呼ばれます。

 例えば、旅行関連のページを最近よく訪れていたり、広告会社の広告をクリックしたことがあるなどといったユーザは、「旅行」というジャンルに興味や関心があると判定され、「旅行」関連の広告が配信されやすくなります。

 このように対象者となる「標的」「目標」を決めるため、「ターゲティング」と呼ばれるわけですね。

<TEXT/bizSPA!取材班 モデル/横山あみ(SPA!DOL)>

参照:『プログレッシブ英和中辞典(第4版)』
世界一わかりやすいビジネス最重要ワード100』(株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン)

bizSPA!フレッシュ編集部の記者(編集者)が、20代のビジネスマン向けに、気になる世の中の本音や実情を徹底した現場取材で伝えます。

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