不動産屋さんが選ぶ「クソ物件オブザイヤー2021」隠れた秀作2選。書類送検された企業も | bizSPA!フレッシュ

bizSPA!フレッシュ

不動産屋さんが選ぶ「クソ物件オブザイヤー2021」隠れた秀作2選。書類送検された企業も

ビジネス

 その年を象徴する不動産案件をネット投票で決定する「#クソ物件オブザイヤー2021」の大賞および各賞が12月17日(金)20時(@kuso_bukken)で発表されます(投票は締切済み)。

クソ物件オブザイヤー

※画像は「クソ物件オブザイヤー2021」サイトより

 厳しい予選を勝ち抜き本選に進出した43作品はいずれも傑作揃い。同イベントを運営する全国宅地建物取引ツイッタラー協会の「全宅ツイのグル」@emoyino)さんに独断と偏見で、個人的な秀作を選んでもらいました(以下、全宅ツイのグルさんによる寄稿)。

※一般の方には分かりづらいかもしれませんが、ぼくたち不動産屋さんの目線で特におもしろかったもの2つについて書かせていただきます。

中野ブロードウェイの「まんだらけ」

 不動産屋さんならみんな読んでる名作漫画、街金業者を描いた『ナニワ金融道』(著:青木雄二)で、風俗ビル建設を企む地上げ屋さんのお話があります。風俗ビル予定地の近所に反対派が病院の分院を開業することで、風営法で定める「病院から200メートル以内で風俗店を営業しちゃだめよ」というルールに抵触、地上げ屋さんの計画は頓挫しましたという話です。

 このエピソードを彷彿させる事案が、令和の世に東京の中野ブロードウェイで起きました。本件では「まんだらけ」がアダルトDVD店を中野ブロードウェイで開店して、他のテナントや中野ブロードウェイに訪れるお客さんたちと軋轢が生じました。

 何度か警察の保安課から指導も入りましたが、まんだらけはこれを無視。そしてついにまんだらけのDVD店は摘発されてしまいます。警察の言い分は「このDVD店は風営法でさだめる『店舗型性風俗特殊営業の5号』に該当する」というもの。

警察はまんだらけを書類送検

ツイッター

※画像は杭さんのツイッターより

 店舗型性風俗特殊営業の5号とは「店舗を設けて、専ら、性的好奇心をそそる写真、ビデオテープその他の物品で政令で定めるものを販売し、又は貸し付ける営業」で、本来なら病院から200メートル離れてないとダメなのでした

 しかし、まんだらけ側は反論します。おそらく「へっへっへ。風営法のアダルトショップの定義に“専ら”って書いてありますやろ? 中野ブロードウェイのまんだらけ系列全体で見たら、アダルトDVD店の占める割合なんかごくわずかかですがな」なんて回答をしたとか、してないとか。

 当然、警察はこれを一蹴。「アダルトDVD店は区画が独立して、そこだけで1つの店舗になっているやろ。承知せえへんぞ」と、まんだらけを書類送検。店舗正面にアダルトDVD店を開店されたファンシーな洋服店店主は、とても冷静に、それなりの配慮(DVDのパッケージを通路から見えなくするとか)をまんだらけに依頼したそうですが、対応がとても良くなかったようです。

12

おすすめ記事