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2万円超「高級インソール」の履き心地がすごい。年間1万足も売れるワケに納得

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2万5000円のインソールを作成してみた

 もともとの足の形状を守ることで、身体の症状や整体効果も見込めるというビーズラボのインソール。メインの顧客は、膝や腰に痛みを抱えた60~70代だが、長時間の電車通勤や立ち仕事のサラリーマンにも効果てきめんなようだ。

 実際に履き心地はどうなのか。今回、筆者が作ってもらったのは「スーパーフィート」(税込2万4980円)という、アメリカ足病医学協会認定の商品だ。プロのアスリートも愛用し、足首を固定するだけでなく、衝撃を吸収する効果もある。

足道楽

座って足に体重がかかっていない状態で測定することで、本来の足の形状がわかる

 インソールを作成するため、まずは足のサイズを測る。この際、体重のかからない座った状態で測定するため、本来の足の形状や左右差がわかる。併せて、体重がかかった状態の足をチェックすることで、歩き方の癖や足のどのパーツに負担がかかっているのかを調べる

骨格がズレる人は「小指の爪が小さい」

足道楽

筆者の足裏の形をプリントで転写したもの。小指部分が全体的にあまり地面についていないことが判明

「触診することで、足の可動域や形状、硬さなども見ています。パッと見て、骨格にズレが生じている人は『小指の爪が小さい』傾向があります。小指が地面に着地せずに浮いていると、爪が不要だと判断されて退化してしまうからです。あとは豆ができていたり、体や股関節は固い人は骨格が歪みやすいです」

 計測を終えたら、インソール部分を足の形状に合わせて変形させていく。180度のオーブンでインソール部分を熱して柔らかくしたあと、足の底に当てて足ごと袋を被せ、隙間がないように圧縮させて真空状態に近づけていく。ピッタリと袋が吸い付いているため、足に血が回っていない感覚だ。

 この際も足の形を忠実に再現するため、足がぶら下がった無加重の状態を保つ

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