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ゴー☆ジャス「宇宙海賊は東急ハンズで閃いた」誰とも被らない芸人キャリア

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「まだ助かる……また助かる……マダガスカル!」

 白塗りメイクのビジュアルから、地球儀を使った国名ダジャレネタを放ち、2009年ごろにブレイクを果たした“宇宙海賊”ことゴー☆ジャスさん@Gorgeous55555)。以前ほどのテレビ露出は減ったものの、ラジオ、CM、ゲーム実況YouTubeと、コンスタントにその存在を知らしめてくれる。

ゴー☆ジャスさん

ゴー☆ジャスさん

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 そんなゴー☆ジャスさんの、謎に包まれたこれまでのキャリアについて聞いてみたところ、「ダメだったらすぐにこうしよう」という、社会人としても参考にしたい“決断力の高さ”に感心させられた。

『マクロス7』の合間に流れていたCMを見て…

――宇宙海賊にいきなりこんなことを聞くのは野暮かもしれないのですが、福島県のご出身なんですよね。

ゴー☆ジャス:まあ、そうですね(笑)。いわき市っていうところで、高校卒業まで育ちました。磐城高校っていう進学校に通っていたんですが、声優になりたいっていう目標があったので、大学に行くっていうことは考えなかったですね。

――なんでまた声優を目指そうと?

ゴー☆ジャス:地元が田舎で娯楽も少なくて、そうなるとテレビを見るぐらいしか楽しみがなくなってくるんですよね。その流れで、『ヴィクトリーガンダム』とか変形ロボットのアニメが大好きになって。ある日、『マクロス7』を見ていたときに、代々木アニメーション学院のCMが流れてきて、ちょうど声優さんのラジオも聴いていたこともあって、「お、行こうかな」と。早く社会に出て稼ぎたいという思いもあったんですよね。

東京が怖くて大宮に「上京」

ゴー☆ジャスさん

――ご両親からはとくに反対されなかったんですか。

ゴー☆ジャス:僕は次男で、兄が国立大学に通っていたこともあって「いいんじゃない?」って、放任な感じでしたね。それで、代々木アニメーション学院に通うことになるんですが、まだ東京に行くのはまだ怖かったので、埼玉県でワンクッション置こうと大宮校を選びました(笑)。少人数の授業で、楽しく過ごせていたんですけど、1年間しか通わないので、すぐに事務所を選ばなければいけなくて。

――ようやく東京に進出するわけですね。

ゴー☆ジャス:僕が選んだのは、声優さんだけじゃなく、俳優も所属する小さな事務所で、社長がお笑い大好きだったんです。だから、舞台もやるけどお笑いライブもやっているようなところで。それを知って、まったく経験はなかったけど、なんか面白そうだから出てみたら、いきなり優勝しちゃったんですよね。

 その時は衣装もゴー☆ジャスの要素はなく、一人芝居でダジャレを交えたネタでした。ちょうど、声優さんは難しいかなって思っていた時期で、お芝居でも目立つと怒られる指導をされていたので、「俳優も違うな」って思って「よし、お笑いにしよう」と決めました。

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