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ストレスが睡眠トラブルの引き金に…医療現場でも使われる“快眠ストレッチ”

暮らし

医療現場でも使われる快眠術「最強快眠メソッド」

 NG習慣の改善以外にも、「誰でも簡単にできる」という最強快眠メソッドを三橋氏が教えてくれた。

「①三橋式 快眠ストレッチ、②筋弛緩法、③4―7―8呼吸法の3つです。どれも緊張やこわばりをほぐし、就寝前に脳と体をリラックスした状態に持ち込むためのメソッドで、近年は医療現場でも活用されている手法です」

ストレス解消神メソッド

三橋式 快眠ストレッチ

● 三橋式 快眠ストレッチ
 バスタオルや枕を肩甲骨から腰上あたりに敷いて仰向けになり、図のように腕を後ろ回しに30回転。その後腕を下ろして深呼吸を10回行う。胸が開き、リラックスできる。

ストレス解消神メソッド

筋弛緩法リラクゼーション

● 筋弛緩法リラクゼーション
 力みと脱力を交互に行い、体の緊張をほぐす方法。肩→腕→脚→全身の順でやる。それぞれの部位を5秒力ませたあとに、力をストンと抜いて20秒間の脱力タイムを設ける。

ストレス解消神メソッド

4―7―8呼吸法

● 4―7―8呼吸法
 完全に息を吐き切った後に、心の中で4カウントする間に鼻から息を吸う。その後、7カウントの間息を止め、8カウントかけて口からゆっくり吐く。

睡眠薬常習ライターもグッスリ!?

 どれも丁寧に時間をかけてやるほど効果を実感できるという。寝つくまでに毎日1時間近くかかるうえに、小さな物音でも夜中に目が覚めてしまう睡眠薬常習者の記者も実践してみた。

 寝酒や仕事中にガブ飲みしていたコーヒーを我慢し、日光を浴びるべく家で一番大きな窓の正面にデスクを移して日々の仕事に打ち込む。もちろん、3つのメソッドも連日ぬかりなく実践。

 正直、初日は「寝る前に面倒くせぇな」と思わなくもなかったが……いざやってみたらどれもベッドに腰掛けたり寝転んだりしてできるので非常に楽チン。快眠ストレッチはコツを掴めば1分ほどでできるようになった。

 1週間という短期間ではあるが、睡眠の質は劇的に良くなった。今では15分もあれば寝つくようになったうえに中途覚醒も減少。なにより、目覚めたときのだるさが改善されたのが個人的に嬉しいポイント。続けてみる価値ありだ。

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