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現代人の脳はショート寸前。1分でリセットできる“マインドフルネス”

暮らし

 とにもかくにもストレスフルな現代社会。コロナで思う存分ストレス発散できない日々が続き、爆発寸前の現代人は増える一方……。我々はこんな時代に、どうやってストレスと向き合えばいいのか? 効率的かつ抜本的に解消するメソッドを最新科学で導き出す。

ストレス解消神メソッド

※画像はイメージです

マルチタスクで脳はショート寸前!

 現代人のストレスの元凶となっている“脳過労”。ネット環境やデバイスの発達による“情報過多”で自律神経のバランスが乱れ、ストレスが発生しやすい状態になっている。精神科医であり禅僧の川野泰周氏は「脳過労は今の時代に良しとされている“マルチタスク”によって加速度的に増えている」と断言する。

「マルチタスクは言い換えると、『ながら作業』です。便利な電子機器を駆使して複数の仕事を同時にこなす、スマホを見ながら食事をするなど、現代人は起きている間、半分近い時間を『ながら作業』していることが米国の研究でも明らかにされています」(川野氏、以下同じ)

<脳過労こんな人は要注意!>
・仕事でPC、スマホが欠かせない
・ながらスマホしがち
・複数の仕事を同時並行で進めがち
・1日10回はSNSを見る

マインドフルネスでストレスを発散

ストレス解消神メソッド

 マルチタスクによって一時的には生産性が上がるように見えても、脳にとっては非常にまずい状態だ。

「そもそも脳はマルチタスクに向いておらず、複数の事柄に注意を分散させることで疲弊しやすいもの。それを根本から解消するためには、あらゆる事柄をシングルタスクとして捉え、仕事や作業を同時並行で行わずにひとつひとつ片づけていく思考習慣を身につけることです。そんなシングルタスク化の訓練にもっとも効果的なのがマインドフルネスなんです」

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