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うつの限界と手越祐也さんのYouTube。難病になった俳優が「生配信でリハビリ」する訳

「難病インフルエンサー」としての覚悟

間瀬

――病気じゃなかったから、手越さんの動画を見た時に、また違う響き方をしたかもしれません。また、病気になったからこそ、生配信で出会えたファンもいたと思います。

間瀬:本当にそうです。病気じゃなかったら、出会わなかったことや考えなかったことは、本当にたくさんあります。あと、病気じゃなかったら医療の勉強は絶対してないです。今はめちゃめちゃ医療の知識を…あっ、僕、准看護師の資格取得を目指そうと思ってるんですよ。

――エッ!

間瀬:本当は今年から学校に通えたらいいなと思っていたんです。でも、そう決めたのが遅くて、無理だった。だから、来年こそ!

准看護師を目指すことへの思い

間瀬

――ちなみに准看護師を目指すのは、どういう思いからですか。

間瀬:僕はもう、自分の人生は、何かしら〈いのち〉に携わることをやっていきたいんです。今、「難病インフルエンサー」として活動をする以上、まずはちゃんと医療知識を持っていたい。そして、いのちに向き合って、現実的な夢をあげられる人になりたいんです。

 難病になって死ぬかと思った、でも僕は今、生きている。そして人を失うのは一瞬だけど、もう1回会うっていうのは、実はすごく難しいこと。

 生きていれば辛いこともあると思う。でも、生きてなきゃ何も見られない。出会えない。今、生きているというだけで、意味があるんだ。どんな人でも、どんなことがあっても、今を精一杯、大切に生きてほしいし、僕もそうしていきたいと思っています。

<取材・文/吉河未布 撮影/長谷英史>

【インタビュー前編】⇒自殺も考えた過去。10万人に1人の難病になった俳優の「絶望の乗り越え方」

【間瀬翔太】
1986年4月27日生まれ。33歳の時に10万人に1人の難病「脳動静脈奇形」が判明。芸能活動と「難病インフルエンサー」としての活動を両立。ゲーム『龍が如く6』、映画『愛なき森で叫べ』、ドラマ『妖ばなし』などに出演。脳出血を起こした時にレコーディングしていた楽曲「ツヨサノート」の再レコーディングに挑戦し、2020年にリリース
Twitter:@shota_mase

編集者・ライター。ネットの海の端っこに生きています。気になったものは根掘り葉掘り

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