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コロナ下の出張で大失敗…28歳営業マンを立ち直らせた“居酒屋店主の言葉”

学び

 コロナ禍によって、仕事の計画が大きく狂ってしまったという人も多いことでしょう。産業用機械メーカーで営業職をしている本田信幸さん(仮名・28歳)も、悲喜こもごもの事態に遭遇したといいます。

悩む会社員

画像はイメージです(以下同じ)

上司の反対を押し切って出張に

「コロナで会社全体の数字が落ちていましたが、こんな状況だからこそ拾えるチャンスもあるんじゃないかと考えるようにしていました。コロナの第一波が収束する前のことでしたが、地方に会社がある顧客を訪問してアプローチしてみることにしました。以前から設備の切り替えを検討していた見込み客でしたので」

 しかし上司には「アプローチするのは先方の状況を確認してからにしろ」と言われてしまったそうで……。

「先方の担当と相性が良くて、人情味もある人だったので、こんな状況でも逢いに行くことはプラスになると思って、かなり強引に上司を説得しました」

相手からは「もう来ないでくれ」

怒り

「行ったはいいものの、最初から担当者は不機嫌でした。状況を聞きながら提案を始めたんですが、30分ぐらいした時に強い口調で『こんな時なんだからリモートで十分だろ?』と言われました」

 担当者は企画部の中心人物でいわばエースのような存在。コロナに罹ったら会社が回らなくなるとかなり警戒しているようでした。

「その会社はコロナで自分が想定していた以上に収益が落ちていたようでした。そんな状況で自分は感染者の多い都内から訪問していたので、相当に苦々しく思われたらしく、『もう来ないでくれ』とまで言われてしまいました……」

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