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公務員なのに手取り17万円。地方在住の27歳「子供・家・車は諦めた」

学び

今のままでは程遠い「将来の夢」

弁当

幸田さんのお弁当。食費を削っていることもあって、非常にシンプルだ

 大卒で公務員として働いていても、昔は当たり前だった「マイホーム・マイカー・子ども」を持つことが難しい現状。昭和の親にその当たり前を刷り込まれているからこそ、幸田さんには現状がよりツラく感じるのでしょう。

「中古車を選んだり、家も賃貸に住み続ければいいだけと思えばそうなのかもしれない。ですが、小さい頃から将来の夢は、自分の好きな車と家を持つこと。今の自分だけの力では、それすらままならないということが悔しいです

 昭和は昭和、今はいま。比べても仕方ないけれど……当たり前に叶うと思っていたことが叶わないのが、今の若者の苦しみです。田舎で堅実に生きるといっても、実は親の援助ありきだったりするのかもしれません。

<取材・文/ミクニシオリ イラスト/パウロタスク(@paultaskart)>

1992年生まれ・フリーライター。広告業界で絵に書いたような体育会系営業を経験後、2017年からライター・編集として独立。週刊誌やWEBメディアに恋愛考察記事を中心に寄稿。Twitterでは恋愛・人生相談にも回答しています
Twitter:@oohrin

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