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“天然ボケ”ジミー大西が語る「人間力」。さんま、ダウンタウンには敵わない…

暮らし

画家として活動を始めるきっかけ

ジミー大西

出てくる名前が大物ばかり……

――過去に一度、芸能活動を休止(1996年~)して、画家としての活動に専念されています。大きな転機だったと思いますが、新しいことに挑戦する怖さはなかったですか?

ジミー大西:今だったら怖いですけど、その当時はなかったですね。もうそら、失敗を恐れずにまずやらんと。口だけで言うててもお客さんとか会社の人には伝わらないですから。自分がその道に向いてるか向いてないかいうのも、やってみないことには分からんし。

――ちなみにタレント活動を再開されたタイミング(2016年)でも怖いという思いはなかった?

ジミー大西:それもなかったですね。さんまさんもおるし、ダウンタウンさんとかも同期(厳密には、ジミーさんのほうが2か月先輩)やし、みんなかわいがってくれてたから。ただ、感覚で「自分の時代ではないな」っていうのはありましたけど。

――ダウンタウンさんはいまだに第一線で活躍されていますよね。一度も嫉妬を感じたことはありませんか?

ジミー大西:僕は裏方から入ってるんですけど、向こうがNSC(吉本興業のお笑い養成所)にいる頃から「無理や…この人らと比べたらあかんわ」と思ってました。

 比べてしまったら、もうそこで差がついてしまいますからね。そんなんもあって「自分にまだできることがあるのとちゃうか?」「あったらそっちへいこう」っていうのはあったと思います。

大事なのは「勘違い」を成功に結び付ける

ジミー大西

同期の活躍がむしろ糧になった

――2019年、吉本興業を辞めて「風俗店で働きたい」とさんまさんに相談されたそうですが、ジミーさんは本気だったんですか?

ジミー大西:(桂)文枝師匠が「お前がもうちょっと若かったら、古典落語を教えてあげたいけどな」って言うてくれたタイミングでも、「実は僕、風俗店のインストラクターになりたいねん」って伝えました。

 そしたら、「さんまは、なんて言うててん?」と聞かれたので「アホやな~言うてました」ってこぼしたら「今さら……」言うて、去っていきましたね。文枝師匠もアホらしなったんでしょうね。

――とはいえ、年齢を感じさせないアグレッシブさはどこからくるんでしょうか?

ジミー大西:この世界におるあいだは、ダメでもなにかにチャレンジする。怒られても、それはしゃあない。それをビビりながらやったらもうでけへんからね。その結果が怒られる、いうことやね。アハハハ!

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