検索キーワードから振り返る2019年。芸能界の結婚、大型M&A…
単月最多キーワードは「台風」
月ごとに利用が多かった検索キーワードを並べてみると、単月で最多だったのは10月の「台風」。12日に上陸後99人の方が亡くなり、9万棟以上の住家や建物被害、阿武隈川や千曲川の堤防決壊、交通網遮断など、甚大な被害をもたらした台風19号。
そんな台風への関心は、9月5日上陸の15号以上に関心が高かったようで、70万人以上のユーザーが検索しました。10月は「台風情報」も40万人以上が検索しています。
「台風」に次いで単月の利用が多かったのは2月の「新井浩文」。女性への暴行疑惑報道、これを受けた出演番組の配信停止やキャスト交代などで注目が集まりました。3月の「ピエール瀧」、5月「小嶺麗奈」、12月「沢尻エリカ」なども芸能人のスキャンダルです。
7月は2019年で最もショッキングな事件のひとつ、「京都アニメーション」にも関心が集まりました。11月に発表された嵐の二宮和也さんと結婚したお相手は、既に一般人ということで匿名報道でしたが、ネットでは実名で50万人以上が検索。1月は「米津玄師」、2月はがん発病を告白した「堀ちえみ」、6月は南海キャンディーズの山里亮太さんと入籍した「蒼井優」、7月は「りんごちゃん」が上位に入りました。
作品タイトルでは、年間検索キーワード9位「ワンパンマン」のほか、4月「ストロベリーナイト」や6月-9月「あなたの番です」が多数検索されています。
オリパラよりも箱根駅伝に関心?
スポーツ関係では、1月の「箱根駅伝」が50万ユーザー以上と突出しています。日本中ににわかファンを育成した10月「ラグビーワールドカップ」や5月「東京オリンピック」がそれぞれ40万ユーザー程度と比べても、最も関心の高い競技なのでしょうか。
月別で見ると、夏休みの影響なのか、8月-9月はそもそもキーワード検索したユーザーが他の月に比べて少ない傾向で、10月-11月にかけて検索ボリューム自体がぐっと増加しています。
増税の影響か、普段から利用が多い「アマゾン」「Amazon」や「楽天」、前述の通り経営関連ニュースが注目された「ヤフー」も後半に検索ユーザーが増えました。2016年以降日本でも定着しつつある11月「ブラックフライデー(米国発祥のセール期間)」前後はEC各社もセールを開催しましたが、「楽天」以外は10月のほうが検索されています。