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20代男性に向く or 避けるべきマッチングアプリは?プロがコスパ判定

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20代男性に「あまりおすすめしない」アプリは?

 一方で、年収1000万円以上の男性が会員の半数近くを占めるという“日本最大級のアッパー層限定”アプリ「東カレ(とうかれ)デート」。月刊誌&Webサイト『東京カレンダー』関連のアプリで、アッパー層狙いの美女が集まると言われてますが、矢加部さんは「20代男性にはあまりおすすめしない」と言います。

「そもそも会員になるには厳しい審査を通過することが必要で、20代のうちにパスできるのは大手企業勤務か、若手経営者などごく一握り。また、意識高い系女子や、富裕層狙い女子などとお金絡みのトラブルも少なくないと聞きます」

 一方、昨今の「パパ活」「ギャラ飲み」ブームを受けて登場したマッチングアプリが「Pato」と「paters」。

 Patoは場所と時間、人数を指定して予約をすると、コンシェルジュが最短30分で飲み会に参加可能な女子を呼び出してくれるアプリ。料金はコースにもよりますが女性1人と2時間飲んで7000円前後。

「Patoは“キャスト”と呼ばれるギャラ飲み目当ての女性が最短30分ほどでやってきて、一緒にお酒を飲むことができるアプリです。1人あたり料金は1時間で8000円程度。とはいえ、わざわざ課金して“出張キャバ嬢”にお金を払うなんて、よっぽど暇なとき以外に使う理由はあまりないでしょう」

マッチングアプリを使う女性の心理をズバリ

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※画像はイメージです

 patersは別名“パパ活アプリ”と呼ばれる有料アプリ(パパ活=一緒にデートや食事をすることで男性から金銭的な援助を受けること)。男性の料金はプランにもよりますが、1ケ月プランで1万円と、他のアプリより高いです。

「利用者はパパ活目当ての20代前半の女子大生やOLが多いです。そこから深い関係まで発展できるケースもありますが、このテのアプリの利用者にはまともに会話ができなかったり、目が死んでいるタイプが多く、まともな出会いは期待できません」

 最後にマッチングアプリを使う女性の心理について、矢加部さんに聞くと、「これは男女ともに通じる心理ですが、恋愛や結婚だけではなく、孤独を解消したい、自分の居場所を見つけたいと感じています」とキッパリ。

「マッチングアプリは女性が圧倒的優位な状況であることをまずは理解してほしいです。若くてきれいな女性には1日100件近く“いいね!”が寄せられています。僕の生徒のなかに女性と会話すらできず、まともに付き合ったことすらないタイプがいますが、彼には過当競争を避け、『“いいね!”があまり押されていない子にアタックする』よう伝えています」

 出会い系アプリを使って、女性との会話をブラッシュアップさせる練習を繰り返し行うことで、やがて女性とも自然に会話ができるようになるそうです。出会いがないと嘆く前にまずは一歩踏み出してもよいかもしれませんね!

<TEXT/夏目かをる>

コラムニスト、作家。2万人のワーキングウーマン取材をもとに恋愛&婚活&結婚をテーマに執筆。難病克服後に医療ライターとしても活動。『週刊朝日』『日刊ゲンダイ』「DANRO」「現代ビジネス」などで執筆。
Twitter:@7moonr

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