【ハムカツ太郎さんインタビュー】趣味の「昭和的居酒屋巡り」「ハムカツ巡り」が仕事につながった
一歩外へ出てみると、答えを見出せることがある
当初は「1人で過ごすのが好きだった」原さんだが、ここまでの紹介の通り「原さんの人生」は図らずも「人のつながり」によって切り開かれていき、そして、「自分1人では想像できなかった仕事」へと繋いでくれていったことになる。
原さんはこの「人の繋がりの大切さ」「人に直接会うことの大切さ」を痛感しているという。
「SNSは僕もやっていますし、ネットでの繋がりももちろん楽しいものです。また、そういった画面上のコミュニケーションに比べると『直接人に会う』ということは確かに億劫だし、勇気が要ることでもありますよね。
でも、『その人が本当に考えていること』って実は実際に直接人に会って話をしたり、コミュニケーションを取ってみないと、実感が湧かないように思います。
また、一見ネットでの情報だけで『こういうことをやっている人なんだ』と理解しても、実際に生で会ってみると、そこに至るまでの経緯なども知ることができ、より深く共感することができることもあります。
僕自身がそうだったから言いますけど、意外と『やりたいこと』『進むべき将来』とかって、自分一人で答えを見出すのが難しいものです。でも、そういったとき、ヒントをくれたり、導きをくれたりするのはやっぱり『人』なんじゃないかなと思います。
うちの20代の娘にも言っていますが、若い世代の方は多く持つ『漠然とした将来への不安』は一歩外に出てみると、答えが見つけやすいと思います」(原さん)
コロナ禍の3年間を経て「人と直接会うのにマスクを外すのがまずイヤだ」「人と会うのが怖いし面倒臭い」という人も、あえて一歩外に出て、リアルで人に接してみてはどうだろうか。
原さんの例のように、それまでは想像もできなかった自分の特性や、進むべき未来への導きを見つけられるかもしれない。
<取材・文・撮影/松田義人>
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