給与明細、じっくり見てる?20代で知っておきたい正しい見方/勤怠・支給編
会社に勤めていると毎月配られる給与明細。封筒に入っていたりパソコン画面だったりしますが、給与明細の中身をきちんとチェックしている方は少ないのではないでしょうか?
自分の1か月の仕事に対してどのような計算でいくら支払われ、どれくらい保険料や税金を払った結果、手取額がいくらなのか。きちんと説明できますか?
給与明細の見方を理解しておけば、間違いがあれば気付くことができますし、毎月支払っている(引かれている)保険料や税金がどのように決まるのか、何のためなのかを知ることにより、社会保障のルールや今の働き方、将来の設計を考えるのに役立つはずです。
給与明細は「勤怠」「支給」「控除」の3項目
給与明細は大きく分けて次の3つの項目から構成されています。それは「勤怠」「支給」「控除」です。今回は「勤怠」と「支給」項目の見方をお話しましょう。
まずは「勤怠」です。出勤日数は合っていますか? 有給休暇を消化した日はその日数が正しく記載されていますか?
有給休暇の残日数が表示されていれば、それがあなたの今の手持ちの有給休暇です。忘れてはならないのが残業時間。一部の専門的な業務や管理職を除けば、1日8時間、1週40時間以上働いた時間は残業時間です。
休日出勤があればそちらもカウントされているかチェックするのをお忘れなく。
ちゃんと適正な金額が「支給」されている?
次に「支給」に進みましょう。
まずは基本給。言わずと知れた給料の根幹となる金額です。月給の方は決まった額となりますが、時間給・日給で働いている方は、自分の勤務した時間数・日数に応じた金額となっているか必ず確認しましょう。
次は各種手当です。通勤手当だけの会社もあれば、役職手当、住宅手当、家族手当、皆勤手当etc. 会社のルールによって支給される手当はまちまちでしょう。
役職が変わった、自分自身に何か変化があった(引っ越しをして交通費が変わった、家族が増えた等)ときは、それに応じた金額になっているか確認しましょう。