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20代はブランド財布をもつべきではない?賢い“お金の使い方”

マネー

 日常生活とお金は切っても切り離せないもの。しかしながら、お金との向き合い方を学ぶ機会というのは、そう多くはありません。

財布

※画像はイメージです(以下、同じ)

 お金で成功するか失敗するかも人それぞれですが、いっそ学べるならばできるだけ若いうちに“正しい向き合い方”を身に付けておきたいもの。

 では、20~30代の独身者はどのようにお金を使うべきなのか。『読んだら必ず「もっと早く教えてくれよ」と叫ぶお金の増やし方』の著者・山崎俊輔さんにお話を伺いました。

20代は「必要なお金のバランス」を学ぶ時期

 2018年度における大学卒の初任給額は21万1039円。決して多くない金額です。将来を見据えた上で若いうちにどんなお金の意識を身に付けておくべきなのか。山崎さんは「基本的には『稼ぐ』と『使う』のバランス」を考えるのが大切といいます。

「仕事をして稼ぐというのは前提として、一番に心がけておいて欲しいのは『稼いだ金額以上に使えば、お金は残らない』ということです。毎月の赤字を出さないというのは、原点に立ち返れば誰でも分かることですよね。しかし体が慣れていくまでには時間がかかるものです。

『今月1万円足りなくなったから』と安易にキャッシングへ頼った人が、翌月にはお金を返して、1万円少ないやりくりをできるかというと、そうではありません。翌月は2万円借り、さらに次の月には3万円を借りる羽目になったりと、どんどん赤字を膨らませていくケースも少なくないんです。お金の失敗というのは、年を重ねるほど挽回が難しくなってくるものでもあるため、若いうちはまず『自分にとってふさわしいお金のバランス』を学ぶことを強く意識するのが第一歩です

 ときには失敗も人生の糧。やり直しの効く若いうちに、きちんとした金銭感覚を身に付けておくというのは、長い目で見た人生の上でも必須になるようです。

ブランド物の財布を持つ必要はない

貧困

 また、山崎さんは「若いうちは高級なブランド物など“いい財布”を持つのはあまりおすすめできない」といいます。

「人間とは不思議なもので、高級な財布を持つと『持っているものに見合ったモノを持たねばならない』という思いに駆られやすいんです。誰かと食事をするにしてもいい店を選ぶし、服を買うときは高い服をつい選んでしまうようになる。だから、お金があまりない若いうちは、マジックテープがバリバリと音を立てるような財布を持っていてもいいくらいです。だって、そんな財布で高級店へ行こうと思わないですよね」

 心がけておくべきなのは「日常生活で無理なく使えるモノを選ぶ」という意識。肝心な財布の中身についても「無駄遣いを避けるように意識しておく必要がある」と、話します。

「人間は財布の中に入っている金額をピッタリと使いたくなる傾向があるので、現金は必要最低限の金額を持つ方がいいでしょう。今の時代コンビニATMもあるので困ったときはお金は下ろせます。

 また、クレジットカードも数枚あれば十分です。キャンペーンなど何枚もクレカを作っている人がいますが多く持つほど解約は面倒だし、引き落とし先がいくつもあって管理が難しくなります。失くしたときのリスクも高まるのでおすすめできません。

 クレジットカードは2、3枚に利用を集中させ、必要がないものは持ち歩かないようにしましょう。また、クレカは原則一括払いだけで利用しましょう。分割払いやリボ払いは利息がついて割高な買い物になります。そして一括払いで返せるだけの金額に利用をとどめるようにするのです。『自分が稼げる範囲内で使える金額』を見極めておきましょう」

 無理に背伸びをせずに、身の丈にあった生活を意識しておく。若いうちは特に、そんな心がまえも重要です。

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