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約30分で日用品が届くWolt。隆盛のデリバリーサービス業界で勝ち抜く策とは

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 コロナ禍で急増したフードデリバリーサービス事業者が競い合うなか、「おもてなしデリバリー」としてホスピタリティの高さで定評なのが「Wolt(ウォルト)」だ。北欧はフィンランドのヘルシンキで誕生し、日本へは2020年3月に上陸。この2年間で23都道府県、39エリアにまで展開を広げてきた。

Wolt Japan

Wolt Japan株式会社 リテール事業本部長の髙木慶太氏(写真:Shunichi Oda)

 デリバリーメニューのラインナップや配送スピードなど、各社ごとに強みは異なる一方、同社はフードデリバリーの次に注目されるQコマース(即時配達サービス)市場へもいち早く参入している。Wolt Japan株式会社 リテール事業本部長の髙木慶太氏に、Woltが日本市場で戦う事業戦略やQコマース事業に注力する理由について話を聞いた。

商社マン時代のスロバキア駐在で…

 髙木氏はもともと商社マン。20代半ばごろからはスロバキアで駐在員として働いていた。ただ、駐在先の事業会社が経営難に陥っており、赤字脱却のために組織の立て直しをイチからやらざるを得ない状況だった。

 ストレスを抱えることも多く、精神的にも辛い時期だったそうだが、駐在して1年経過したある日、高木氏の食生活が様変わりしたという。

「駐在していた頃のスロバキアは外食できるお店が少なく、自炊中心の生活でした。そこにWoltが入ってきたことで、家にいながら街の名店の料理をデリバリーできるようになり、いつしかロイヤルユーザーになっていました(笑)。ほぼ毎食使っていたと思いますし、配達員の対応やカスタマーサポートの体制も非常に良く、当時から好印象を抱いていました」

ロイヤルカスタマーからWoltの社員に

Wolt Japan

Woltの配達パートナー。青いカバンとユニフォームに身を包んでいるのが特徴だ

 駐在の任期満了に伴い帰国するタイミングで転職の意向を固めていた髙木氏。そこで偶然にもWolt Japanのリクルーターからコンタクトがあり、入社のきっかけになったという。

「自分がスロバキアで毎日使っていたWoltの日本法人の立ち上げに関われることは、とてもエキサイティングな経験ができると感じ、正式にジョインすることになったんです」

 2020年11月に髙木氏がWolt Japanへ入社した頃は、同年の3月にWoltが日本上陸し、広島県でサービスを開始してからまだ数か月の時期だった。

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