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「もう1時間…」“起きた時と寝る前”の習慣でムダをなくし集中力を高める

学び

 頭の中に“よはく”がある状態とは、不要な情報や余計な心配がなく、何か起きたときやピンとくる情報に出会ったときに、すぐに自分らしく考え、決断し、行動できる状態のことを指します。

起きる

※画像はイメージで(以下同じ)

 本当に大切なことに集中するためには「頭のよはく」が必要です。今回は、毎日10分でOK!テレワークでも生産性を落とさない人の秘訣について、人材育成トレーナーおよびコンサルタントとして活躍する鈴木進介氏の著書『本当に大切なことに集中するための 頭の“よはく”のつくり方』より紹介します(以下、同書を一部編集のうえ寄稿)。

集中できないテレワークの現実

 ようやくコロナが落ち着き始めたとはいえ、業種によっては完全リモートワークに転換したり、テレワーク主体で仕事を継続している会社もあるでしょう。

 ある調査によれば 、テレワークで9割以上の人が集中力やモチベーションを下げたことがあると答えています。ムダに疲れる通勤時間がなくなり、嫌な上司と顔を付き合わせなくていいから、生産性があがると思われていたのに、テレワークの課題が浮き彫りになりました。

 その理由として、「ついスマホやテレビを見てしまう」「私生活とのメリハリがつきにくい」「やる気が出ずダラダラしてしまう」といった声が多かったようです。

通勤時間も嫌な上司もいないのにどうする?

鈴木進介

鈴木進介著『本当に大切なことに集中するための 頭の”よはく”のつくり方』(日本実業出版社)

 出社する利便性とは裏腹に、集中力は下がり、勤務時間の概念が薄くなってしまう。そして、規律正しく過ごす生活を自己管理で行うはめになり、とまどう人も多いのでしょう。

 この生活が続いている人は自力でなんとかするしかありません。とはいえ、どうやって? 焦らずに決まったことを決めた通りの手順で無心になって取り組むことが、少しでも混乱を抑える秘訣になります。

本当に大切なことに集中するための 頭の"よはく"のつくり方

本当に大切なことに集中するための 頭の"よはく"のつくり方

思考の整理家である著者が考案した、「いっぱいいっぱい」の状態から、無理なく自分らしさを取り戻し、行動を軽くすることができるようになる一冊

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