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落ち込む時間が減る「1日10分の習慣」。まずは意識を集中できる場所に

学び

 頭の中に“よはく”がある状態とは、不要な情報や余計な心配がなく、何か起きたときやピンとくる情報に出会ったときに、すぐに自分らしく考え、決断し、行動できる状態のことを指します。

通勤

※画像はイメージです(以下同じ)

 本当に大切なことに集中するためには「頭のよはく」が必要です。今回は、ポジティブになれる「1日10分の習慣」について、人材育成トレーナーおよびコンサルタントとして活躍する鈴木進介氏の著書『本当に大切なことに集中するための 頭の“よはく”のつくり方』より紹介します(以下、同書を一部編集のうえ寄稿)。

ダーウィンの言葉から生き方の本質が

 目の前の仕事で手一杯だけど、将来のばくぜんとした不安もある。とにかくいまは頑張るしかないけれど、先のことを考えるとしたら、何をしていけば解消できるのか? そんな得体の知れない将来不安を抱える人は多いでしょう。

 そんな時、私は『種の起源』を著したチャールズ・ダーウィンの言葉に生きるヒントを見出しました。ダーウィンは「生き残る種とは、最も強いものではない。それは変化に最もよく適合したものである」という言葉を残したのです。

 この言葉を受けて、私なりの解釈として適応だけでは変化に振り回されるリスクもあり、「変化に適応することは大事だが、変化に振り回されないことも大事だ」と、自分のポリシーに付け加えました。

人生で大切なことを考える「じぶん会議」

鈴木進介

鈴木進介著『本当に大切なことに集中するための 頭の”よはく”のつくり方』(日本実業出版社)

 そこで、目の前で起きている仕事や人間関係に悩んだり、不安になったりするのではなく、自分のあり方そのものを見つめ直す方法を紹介したいと思います。その方法とは、頭の中にあることをいったん整理するために、「じぶん会議」を開くことです。「じぶん会議」は人生で大切なことを考え、思考を整理して新たな決断を下すきっかけになります。

「日々忙しくてしんどいこともあるのに、このままでいいのかな」「いまは順調だけれど、ずっとそれでいいのか確信が持てない」「結局、本当の自分は何がしたいんだろうか」と落ち込んでいる人は、「じぶん会議」の実践が待ったなしです。

本当に大切なことに集中するための 頭の"よはく"のつくり方

本当に大切なことに集中するための 頭の"よはく"のつくり方

思考の整理家である著者が考案した、「いっぱいいっぱい」の状態から、無理なく自分らしさを取り戻し、行動を軽くすることができるようになる一冊

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