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落ち込む時間が減る「1日10分の習慣」。まずは意識を集中できる場所に

学び

「じぶん会議」で明日の自分を作っていく

仕事

 では、どうやって行うのか? 基本的に1人になって「じぶん会議」を行うのですが、ノートとペンを準備して、意識を集中できる場所で行いましょう。たとえば、お気に入りのカフェがあればそこを自分の聖地とするのです。

 最初は10~15分ほどで構いません。明確にしていきたいことや関心があるテーマをお題に設定して、思いつくままにノートに書き出します。

 例えば、「自分がどのような人生を送りたいか」「1、3、5年後にやりたい仕事は何か」といった今後のキャリアやビジネスの方向性、「どのようなライフスタイルを確立したいか」の視点で、どのような家を買うかに思いを巡らせたりします

 他にも「いま一番大切にしたい人は誰か」「いま一番何をしたら気分がいいか」「自分の強みや付加価値は何なのか」「自分の仕事やプライベートでのポリシーは何か」など、自問自答してみるのです。

すぐに答えが出なくても大丈夫

「じぶん会議」では、変化に振り回されないだけの自分の軸を自分自答することでより深く考え、整理し、明確にしていきます。究極的には、「いったい自分は何者で、どこへ向かっっていきたいのだろうか?」と根源的な問いを大切にします。根源的な問いほど、自分のあり方をあぶり出してくれるものです。

 自問自答する中で、答えを出すことが目的ではありません。簡単に答えが出ない問いでもあります。すぐに答えが出なくても、正解を自分で作っていくこと

 考える時間を定期的に設けて、根源的な問いを自分に投げかけ続けることで、脳は無意識にでも探し続けてくれる。けっして焦らず、継続することで自分の軸が見えてくるはずです。

本当に大切なことに集中するための 頭の"よはく"のつくり方

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思考の整理家である著者が考案した、「いっぱいいっぱい」の状態から、無理なく自分らしさを取り戻し、行動を軽くすることができるようになる一冊

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