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1日3食ラーメン、徒歩3分を車移動…転勤1年で20キロ太った男性の後悔

コラム

 転勤の季節ということで、新天地に活躍の場を移す人も多いはず。さまざまな不安や期待を持っていることでしょう。

引っ越し

画像はイメージです(以下同じ)

 今回、話を聞いたのは去年4月に東京の本社から、山形県の支社に転勤することになった高橋徹也さん(29歳)。IT機器の保守点検などを行う会社の営業職を担当しています。東京出身で、生まれてから29年間東京以外に住んだことがなかった高橋さんは、始めてとなる田舎暮らしに不安を抱えていたそうです。

まず車社会に面食らう

「都会っ子が田舎の生活に憧れるなんて話も聞きますが、自分は都会が好きだったので転勤はかなり不安でした。しかも、会社が新型コロナウイルスの影響を受けて業績も悪くなっていて、いつ東京に戻れるのかわからない人事異動でした……。正直、かなり暗い気持ちで山形に入ったことを覚えています

 いざ、山形県での生活を始めてみると、戸惑うことの連続だったそうです。

「1番の驚きは、電車を使っているのは学生とお年寄りくらいで、どこに行くのも車を使うということです。転勤する際に、先輩から車を買うことをすすめられていた意味がよくわかりました。実際、勤務先の営業所も駅から車で20分以上離れた場所にありましたし」

山形はラーメンの美味い店が多かった

ラーメン

「また、みんな車を使って通勤するのでとにかく渋滞がすごい。田舎だから人も少ないし空いているだろうとなめていたのですが、朝は東京なみに渋滞をして初日の出社は遅刻してしまいました

 あまり気乗りしていなかった田舎暮らしですが、生活に慣れてくることで魅力も少しずつ発見していったそうです。

「営業先のお客さんにお昼で連れて行ってもらったラーメンがおいしくて、それから毎週休みになるとラーメン巡りをしていました。山形でラーメンが有名なのはなんとなく聞いていたのですが、調べてみると次々とおいしそうなラーメン店が出てくるんです。朝ラーまで活用して3食ラーメンにしたこともありましたね

 会社の先輩にラーメンに詳しい人がいて、県内各地の有名店を全部回ることを目標にラーメン巡りを続けていました。『情熱大陸』で紹介された超有名店の『琴平荘』には朝の6時からならんで予約券をゲットしたり、ひっそりと山奥の温泉街で営業しているお店に遠征するなどラーメン三昧な週末を過ごしていました」

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