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食事もデスクで…仕事中毒な女性上司に「ついていけない」20代会社員の悩み<小原ブラス>

コラム

ピロシキーズの「甘口人生相談」

 普段は辛口だとか、毒舌だとか言われる僕ですが、毒を持った言葉を使うと、どうしても「これが正解だ!」と、1つの答えを決めつけてしまいそうになるものです。でも、人生の答えは1つであるはずがない。だから、あえて“甘口で”読者の皆様の人生相談にのってみようというこの企画、数ある正解の中のほんの1つだけ、参考になればという思いで、おこがましくも答えさせていただければと思います。

ピロシキ

 今回は、会社の上司についてのこんなご相談。ピロシキーズの関西弁ロシア人のほう、小原ブラス@kobaravlas)がお答えします。

Q:ワーカホリックな女性上司についていけない

【東京都・24歳・女性】

「直属の40代女性上司がワーカホリックで、私にも同様に働くよう言ってくるのに困っています。もちろん私も私なりに一生懸命働いているのですが、どうにも上司が望むようなレベルにないようです。上司は、ランチも食べないか、もしくはデスクの前で食べています。そういう働き方も否定しませんが、私は「ワーク・ライフ・バランス」をしっかりしたいタイプです。どういう心持ちで仕事をしたらいいのか、アドバイスをお願いします」(ペンネーム:はる)

A:実は心の奥底で自信がないタイプでは?

女性 仕事

※画像はイメージです(以下同じ)

 お恥ずかしながら、ワーカホリックという単語を知らず、調べてみると「中毒したように仕事のとりことなること。その人。仕事中毒」と意味が出てきました。

「仕事中毒」の方が「ワーカホリック」より文字数も少ないし意味もわかりやすいのに、わざわざ「ワーカホリック」や「ワーク・ライフ・バランス」などという言葉を使われるあたり、質問者さんの性格が少し垣間見えたようで少しニヤッとしてしまいました。

 相談とは関係ないことですが、ここ最近、あらゆることをカテゴライズするためのカタカナ言葉が増えてしまい、簡単なことが複雑化されていて何だか面倒に感じる今日この頃です

「ワークライフバランス」だって「仕事と生活のバランス」のことで、文字数も全く同じ10文字なのに、なんで日本語で十分に分かりやすい言葉をわざわざカタカナ言葉に変えるのか。カタカナ言葉にすることで格好良くなって、新たにその価値が見直されるとかそういうことなのでしょうか。

 勝手な偏見ですが「相手がそのカタカナ言葉を分からなければ優位に立てる」と言う意図で使っている人が多いように感じます。「私、難しい話もできます」のような感じで。自分の言葉に自信のない人ほどカタカナ言葉を多用するのかもしれませんね。質問者さんも実は心の奥底で自信がないタイプなのではないでしょうか

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