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「ワンピース」尾田先生もハマったピン芸人が引退…「30歳無職」からの就活に成功する道のり

暮らし

芸人になろうとしたきっかけは…

しんぷる内藤

芸人としての活動期間は5年弱だった

――大手コンサルティング企業への採用が決まった時の気持ちはどうでした?

内藤:「やっと普通の人生が始まるんだ」って思いました。芸人時代は、文字どおりその日暮らしだったので、安心が大きかったです。就活中も「もし全部落ちたら、一生アルバイトかな」とか「芸人を辞めた意味はなんだったんだ」とかも考えましたからね。

――芸人になろうと思ったきっかけはなんだったんですか?

内藤:お笑いが好きで、大学時代に、おぎやはぎさんやバナナマンさんの深夜ラジオにネタを送ってたんですよ。その環境に入れたらカッコいいなと思っていました。でも、親の反対もあるだろうと思っていたので、芸人として結果を出さないと認めてもらえないと思ったので、R-1グランプリに出たんです。そしたら1回戦を突破できたので、お笑いを始めることにしました。

ワンピース尾田先生が取り上げてくれた

――どんな芸風だったんですか?

内藤:ピンでコントをやっていて、テレビに出るときなどは歌ネタやリズムネタをやってました。

――「売れるかも」と思った瞬間はありましたか?

内藤:僕のYouTubeチャンネルに「ワンピースからきました」みたいなコメントがたくさん来るようになった時があったんですよ。これなんだ? と思って調べてみたら、「ONE PIECE」の作者の尾田栄一郎先生が週刊少年ジャンプの巻末にある、作者のコメント欄に僕のネタのことを書いてくれてたんです。

 その後、尾田先生関連の仕事もいただいて、先生に直接お会いすることもできたんです。その時は「間違いなく売れた!」と思いましたね(笑)。

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