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「花束を渡すのは女性」ゆっきゅんが遭遇した理不尽。“ぼやくこと”で少しはラクに

暮らし

 女らしさ、男らしさに当てはまるかどうかではなく、男女の枠から出発しない。そんなありのままの姿で輝くゆっきゅんさん(26歳・@guilty_kyun)。

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ゆっきゅんさん

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 オーディション「ミスiD2017」では男性初のファイナリストとなり注目を浴び、5周年を迎えるアイドルユニット、「電影と少年CQ」でライブ活動を行いつつ、2021年5月からセルフプロデュースによる『DIVA PROJECT』を開始しました。

 さらに12月8日には、水野しずさんとW編集長で手がける雑誌『imaginaryを夢眠ねむさんの出版社・夢眠書店から創刊(第一号は今冬発売予定)するなど、マルチに活動を広げています。インタビュー記事前半は、自身の幼少時代から現在までの姿をさかのぼり、ゆっきゅんという人物像をみてきました。後半では、現代社会に潜む理不尽さや規範への向き合い方について語ってもらいました。

出発点は男性・女性ではなく“自分”

――従来の女性、男性像に当てはまらず「自分」としての姿を大切にしている印象ですが、自分らしくいることの秘訣はありますか。

ゆっきゅん:女らしさ、男らしさの枠から出発していないことですかね。社会を生きるなかで、あるべきとされる姿や求められる枠に自分を当てはめて生きることがつまらないと感じる人は多いと思います。そこで規範をはっきり認識してそこから外れようとする人もいると思いますが、私の考え方は少し異なっていると気づきました。

――男女の枠で考えてないということでしょうか。

ゆっきゅん:そうですね。男女の枠を基準として、男性らしさから外れた服や女性らしい服を着るのではなく、自分に一番しっくりくる服を選んでいるだけなんですよ。言い換えると、カテゴリーや規範から出発するのではなく、出発点が自分にあるという感じですかね。

 テンションのアガる服や着ていて心がラクになる服など「本当にこれが好き?」と自問自答しながら、1つひとつをサボらずに選ぶようにしています。それが結果として既存の規範で捉えられても、私にとってはもはやどうでもいいというか。

生き方に葛藤している人を応援したい

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――まだまだ男女の規範が存在する社会で、自分自身の心地いい姿で過ごしたいけど勇気がもてない人もいるかと思います。そんな人たちにはどう声をかけたいですか?

ゆっきゅん:この間リリースした『DIVA ME』という曲は、まさに自分自身の生き方に葛藤している人たちに向けているので、ぜひ聴いてほしいです。

 急に環境を変えることは難しいですが、がんばろうと思っている人のことは応援しています。

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