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“結婚式金欠”で悩む女性の手助けを。30歳女性社長が描く「ゲストが楽しめる式作り」

ビジネス

およそ750着のドレスがレンタル可能

 年上の男性役員6名が行う最終審査で、「結婚式に出掛ける女性が、日頃からどれだけの悩みを抱え、どんなところを不便に感じているのか」を熱弁。その強い想いこそが、大賞獲得を手繰り寄せた。

「これまでのブライダル業界は、サービスのほとんどが新郎と新婦に向けたものでした。ですが、結婚式を楽しめなかったゲストが、その後に自分の結婚式を盛大にやりたいとはあまり思わないはず。私たちのサービスを通じて、さらに結婚式の全体の価値を高めていきたい」

「アンドユー」は、自身のこれまでの経験をもとにしたきめ細やかなサービスが特徴だ。結婚式に参列することが多い20代中盤から30代前半の女性をターゲット層に定め、およそ750着のドレスを取り揃えている

 オフィス内に所狭しに並ぶドレスは、1着あたり最大で5万円程度。「5000円で借りられたら、“お得”に感じられる」ことを指標にしているそうだ。

季節ごとのドレスのニーズを踏まえた

松田愛里さん

オフィスも兼ねた倉庫には所狭しとドレスが並ぶ

「真夏はイエローや淡いブルー。冬になるにつれてダークトーンの需要が増えていく」というニーズを踏まえつつ、幅広いデザイン性やカラーリングを取り揃えている同社のラインナップ。

 会場で他の参加者と同じドレスを着ていることがないように、出来る限り1点もののドレスを取り揃えるなど、式の当日に起こりうるトラブルや不測の事態に対しても配慮が施されている。

女性はドレスアップに気を遣わなければいけない反面、楽しさを求められる方も多い。レンタルだからこそ、その後の“着回し”を考えることなく、デザインの富んださまざまなドレスが楽しめる点に魅力を感じていただけたら嬉しい」

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