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朝6時から食べられる「東京の朝ラー」6店舗を実食。早朝からまさかの行列店も

暮らし

【桂花ラーメン 新宿ふぁんてん】新宿エリアの朝ラーはガツンと一発ターロー麺

 続いては新宿へ。緊急事態宣言が明けた直後だったからか、JR新宿駅東口から歌舞伎町へと向かう道は朝6時にして結構な人が行き来していましたが、その往来を横目に向かった先は「桂花ラーメン 新宿ふぁんてん」です。

朝ラーメン

桂花ラーメン 新宿ふぁんてん(新宿区新宿3-21-4 第2サンパークビルB1、B2)

「眠らない街・新宿」の中心地にあるため、従来は長めの営業時間を売りにしている店でしたが、コロナ禍の現在は朝6時から夜7時45分までの営業のようです。さっそく朝6時の開店と同時に店に入ったのですが、筆者がこの日一番の客のようでした。そこでオーダーしたのは桂花ラーメン名物の「ターロー麺」(1000円)

朝ラーメン

「ターロー麺」(1000円)

 部活帰りの高校生が好みそうなビジュアルですが、しっかりここでも朝6時。気合を入れてガッツリいただきます。

 濃厚な白濁スープと固めの麺の上に、キャベツ、茎わかめ、めんま、味付け玉子、そしてターローがドーンと乗っています。日中や夜間でもかなりのパンチがあるメニューですが、桂花ラーメンと言えばやっぱりこれ。濃い目の味をキャベツで調和させながらムシャムシャいただきました。朝からパンチが欲しい方にはかなりオススメの一杯です。

【羽田・グッドモーニング ラーメンショップ】その名も「おはよう」。ラーショ総本山で朝イチ麺を!

 関東圏に多くの支店を持ち、その中には朝早めからの営業を行うことでもよく知られる、ラーメンショップ。その発祥の店と言われる店が羽田エリアにあります。その名もズバリの「グッドモーニング ラーメンショップ」です。

朝ラーメン

グッドモーニング ラーメンショップ(大田区羽田1-3-7)

 ラーメンショップ系列の聖地的な店であり、「朝」を売りにしていることからか朝6時の開店前からご覧の通りの行列が。開店後は、いきなり満席になってビビる筆者でしたが、こちらでオーダーしたのは「ラーメン(並)」(600円)です。

朝ラーメン

「ラーメン(並)」(600円)

 ラーメンショップ特有の薄いブルーの丼に濃い目の豚骨スープ。黄味がかったストレート麺の上には、チャーシュー、わかめ、のり、ネギが乗っています。

 家系に比べればコク弱め、油薄めではありますが、これこそがラーメンショップの美徳。特に朝イチにいただくラーメンとしては実にバランスが取れた味であり、もちろん食後ももたれることがありません。朝イチから満席になることも納得する筆者でした。

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 東京でいただける朝ラーを6店舗巡ったわけですが、この他にもまだまだ朝ラーを楽しめる店はあります。夜更かして迎えた朝、あるいは早起きしてしまった朝などにぜひ一杯いかがでしょうか。ガツンとしっかりパワーチャージができると思いますよ!

<取材・文/松田義人>

音楽事務所、出版社勤務などを経て2001年よりフリーランス。2003年に編集プロダクション・decoを設立。出版物(雑誌・書籍)、WEBメディアなど多くの媒体の編集・執筆にたずさわる。エンタメ、音楽、カルチャー、 乗り物、飲食、料理、企業・商品の変遷、台湾などに詳しい。台湾に関する著書に『パワースポット・オブ・台湾』(玄光社)、 『台北以外の台湾ガイド』(亜紀書房)、『台湾迷路案内』(オークラ出版)などがある

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