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「なんとなくメガバンクを使う」でいいのか?みずほATM障害で考える

コラム

必要なのは「貯金の半分を運用」習慣

 さて、いくらATM手数料が低いとはいえ、現金の引き出しや送金するにはネット銀行といえどもコストがかかる。岩崎氏は現金決済ではなくて、キャッシュレス決済がオススメだという

「クレジットカードや電子マネー、QRコード決済などキャッシュレス決済をすれば、ATMで現金を引き出す必要がありません。手数料の節約はもちろん、月末にATMの長い列に並ぶ必要もなくなります。キャッシュレス決済は支払い履歴がわかるので家計管理がしやすいですし、ポイントなどもが貯まります

 さらに岩崎氏は節約をして貯金するだけでなくて、運用が必要だという。

「前提として貯金をすることは大切なことです。ただ、それをメガバンクに預けると微々たる利息しかつきません。ネット銀行では定期金利の金利が高く設定されていますが、それでも銀行預金でお金を増やすには限界があります。そこで貯金の半分を運用にまわしましょう」

20代は「投資信託」を選ぶべき理由

海外 投資

 投資といってもさまざまな種類があるが、投資初心者であれば投資信託が最適という。

「投資家から集めたお金をとりまとめて、運用のプロであるファンドマネージャーが国内外の株式や債券などに分散投資を行い、その運用成果を投資家に還元するのが投資信託です。ETF(上場投資信託)なら株のように売買ができます。豊富な種類があり投資先も国内はもちろん海外、債券、株式、不動産など多岐にわたります。20代であれば、あえて世界株式などハイリスク・ハイリターンに挑戦することをオススメします」

 なぜ、株式投資ではなくて投資信託なのか。その理由も聞いてみた。

「株式や債券などを購入するには、ある程度の資金力が必要だからです。くわえて手間もかかるため現実的ではありません。投資信託であれば数百円でAppleやAmazonなどの世界株が購入できます

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