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Clubhouse登録1か月で彼女を作った男性の「出会える“部屋”の見つけ方」

暮らし

 2021年1月、突然ブームが起きた音声SNS・clubhouse。日本での流行からはや1ヶ月が過ぎ、現在は「招待枠がもらえなくて悔しい」という声も聞かなくなった。

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「Clubhouse(クラブハウス)」ではroomを作成して会話する ※取材内容をもとに筆者が作成

 音声で密な交流ができるため出会いにも繋がりやすく、現在も「合コン部屋」「婚活部屋」などが乱立している。しかし、すでにclubhouseで出会って交際をスタートしたというカップルに話を聞くと、「恋愛系ルームを使わずに交際がはじまった」という。

出会えるのは「恋愛部屋ではない」

「出会いのきっかけは、clubhouseの“地元の飲食店共有ルーム”でした」と語るのは、最近clubhouseで出会った女性と交際をはじめた加藤輝明さん(仮名・30歳)。都内のIT系企業で働くサラリーマンだ。

「僕がclubhouseを始めたのは1月29日。日本で流行ってからすぐのことでした。仕事がマーケティング関係なので、著名なビジネスマンや同業の方を中心に、ランダムにフォローしていました。知り合いの参加も増えてきた頃、自分が住んでいる『三軒茶屋エリアのおすすめ飲食店を語る部屋』に友人がいたので、なんとなく入室してみたんです

 わりと自由なルームで、友だちが来たら誰でも入室させちゃおうというスタイル。自分もスピーカーに誘われて、会話に参加することになりました。新しく入ってきた人がおすすめの飲食店とその理由を語っていくというルールで、有益な交流ができました」

住環境の近さがスピード交際を手助け

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インタビューを受ける加藤輝明さん

 住環境が近い人たち同士ということもあって、その後はグループLINEを組むことに。LINE上で近所でのランチをレビューしながら、週1回はclubhouseでも会話する、という状態が数週間続いた。

「のちに交際を始める彼女のことは、ルームでの会話からなんとなく気になっていました。最寄り駅が一緒なこと、業種が近いこと、友人がつながっていることなど、共通点も多かったのでなんとなく興味を持って……。

 食べ物の趣味も合っていたので、思い切って個人LINEで『近所を散歩しながら、オープンエアなパン屋めぐりをしませんか』と誘ってみたんです。そうしたら、快くOKしてもらえました。近所ゆえの手軽さは、お互いにあったと思います。思ったよりもスムーズに、リアルでも会えました」

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