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仕事で失敗する人間のほうが「圧倒的に成長できる」理由

学び

 あらゆる分野において成長を実感できるのは、「できなかったことが、できるようになった瞬間」ではないでしょうか。これは仕事だと「能力の発達」と言い換えることもできます。能力の発達は、仕事の質を変えるだけではなく、人間そのものを変えます。

ビジネス

※イメージです(以下同じ)

 やや抽象的な概念ですが、今回は「学び」と「成長」について、ビジネスデザイナーとして業務改革コンサルを手掛けるワークスアイディ株式会社執行役員である私が、これまでの経験を交えながら紐解いていきます。

失敗体験の積み重ねが、能力の発達

 失敗をしたくて、している人はいないですよね。試行錯誤の結果、うまくいかないだけで、あえて失敗してみることはないはずです。

 すなわち、失敗するということは、できないことにチャレンジしている過程ということです。この失敗体験を積み重ねた結果が、「成長」への変化に繋がります。

 失敗を積み重ねつつも、新しいことに果敢にチャレンジし続けていたら、いつのまにか大きな課題が表れて、失敗のハードルが高くなっていたことはありませんか。その課題が大きく、ハードルが高くなればなるほど、あなたは成長しているということなのです。

失敗するパターンと失敗しないパターン

交渉

 私自身、失敗経験を何度もしてきました。しかし、試行錯誤を積み重ねていった結果、失敗しても「次の手を模索して動き出す身体」に変わっていました。“失敗能力”が以前よりも高くなり、失敗への免疫がつき、新たなことに挑戦する抵抗感が低くなったのではないかと考えます。

 とはいえ、今でも過去とは異なる内容で失敗をし続けています。成功するための答えは、正直なところ存在しません。しかしながら、失敗するパターンや傾向については学ぶことができます。

 失敗するパターンと失敗しないパターンを学ぶことで、成功に進む確率を高めることができる。つまり、失敗する体験こそが、成長していくために唯一必要なことなのです。

 うまくいかずに失敗したと思うことも多いでしょうが、失敗ハードルのレベルが高くなる経験をすることで、どこが成長しているのかを、考えなくても分かるようになります。

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