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仕事で失敗する人間のほうが「圧倒的に成長できる」理由

学び

日々の実務のなかに学べる機会があるか

 重要なのは、交流会などの業務外の時間だけではなく、今の実務の中からでも、他流試合を行うことができ、学べる機会がたくさんあるということです。つまり、成長していくためのポイントは、日々の実務の中に、その学べる機会を見つけようとする視点があるかどうかです

 もし、あなたの周りにライバルがいないという環境になっているならば、居心地が良いとは思いますが、成長を実感することは難しいでしょう

 その部署には、その拠点には、その地域にはライバルはいなくとも、社会は日々競争し、成長し続けていますので、自分の手の届く範囲での居心地の良さに甘んじていると、結果として、世の中から置いていかれ、後々必死で食らいついていかねばならなくなります。いつのまにか開いてしまった距離を縮めるためにあなたがもがく間にも、世の中はどんどん先に進んでいってしまうのです。

 だからこそ、そんな事態を招く前に、尊敬出来る先輩や、良いライバルとなる存在がいて、適度に居心地の悪さがあり、日々の成長を積み重ねていける環境に自分を置くことが必要なのではないかと考えます。

「ありたい姿」を話しても表面的に

職場

 これまで経験したことや、考えて実行したこと、または学んだことを、とにかく人に話すということが重要です。以前は私も「ありたい姿」を想像し、あるべき論や、ちょっと聞いたことや見たことを、自分がしっかりと知っている情報として話をしていたことがあります。

 若気の至りのひとつで見栄を張っている状態です。自身がやったことのない話をする共通点として、評論や、べき論の話になっています。“知ったか”で表面的な話となるため、リアリティがなく、聞く人にとっては非常につまらない話になるケースがありますよね。

 大なり小なりにこだわらず、自らが実行し、体験したことを、とにかくアウトプットすることで、相手にも実感を持った話として伝わります。その実感が共感を呼び、次のステップへと繋がっていきます。

 アウトプットすることの大小を気にして、小さな経験を出し渋るのは、自分を大きく見せたいというプライドでしかなく、一時的かつ個人的な満足感を得ることに留まってしまいます。

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