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間借りから始まった「人気カレー店」店主がマクドナルドで学んだこと

学び

 色鮮やかな盛り付けと風味豊かな味わいが特徴の「スパイスカレー」は、大阪から人気に火がつき、現在では全国各地で独自の進化をしています。皆さんも1度は食べたことがあるのではないでしょうか。

サンラサー

人気の「あいがけ」は2種盛りで1300円だ

 ココイチなどのチェーン店で提供されていることもあり、そこまで物珍しい存在でもなくなったスパイスカレー。しかし、オープンから3年経った今でも舌の肥えたカレーファンを唸らせ続けてるのが新宿にある「サンラサー@MarikoLila)」です。

 今回はテレビ出演やレシピ本の発売など、メディアからも引っ張りだこの店主・マリコさんに店を始めたきっかけや、コロナ禍での取り組みについて、カレー研究家のスパイシー丸山が話を聞きました。

間借りからスタートしたサンラサー

――サンラサーのことを初めて知る人もいると思います。スバリどんなお店ですか?

マリコ:お食事のポリシーは心と体に優しいごはん。ここでカレーという言葉を使っていないのが自分の中ではキーでなんですね。手法はスパイスを使っていますが、スパイスを使っているからカレーというわけではない。来てくれるお客様のいま食べたい、体が欲しいものに沿った食事を作りたいという想いでやっています。

――バックボーンにあるのはインド料理ということになりますか。また、お店で出す料理はどうやって学ばれたんですか?

マリコ:インド料理で合っています。キッチンスタジオペイズリー(インド料理教室)のインストラクターコースを卒業しましたが、その前に渡辺玲さん(インド&スパイス料理研究家)のインド料理教室にも5~6年通っていてたんですよ。そこで南インド料理の基礎をたたき込まれて、それを持った上でインド全般、ネパール、スリランカ料理なども教えているペイズリーの香取薫先生に師事するようなりました。

――インド、ネパール、スリランカなどの料理を基礎に自分の感性で盛り付けている感じでしょうか。

マリコ:そうですね、そういうことになります。

――サンラサーは間借りからスタートしています。料理を学んでいく中でお店もいけるんじゃないかと思ったのはいつ頃ですか?

マリコ:自分のお店ができるなとは思っていなかったんですよ。思っていなかったからこそ、間借りを始めたんです。いつでも尻尾巻いて逃げれるぜー、みたいな(笑)。私、マクドナルドで長くマネージャーをやっていまして、当時はまだマクドナルドに在籍してましたから。

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