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デートに病欠して彼女と破局…「最悪だった」26歳男性のクリスマス

暮らし

またドタキャン!? 普段の行いが仇になった

「一気に体調が悪くなって吐きそうになりましたね(笑)。文面からは彼女が相当怒っている様子と、完全に僕が嘘をついて、他の女性と会ったり、クリスマス合コンに行くのを疑っている感じが読み取れました。体温計の写真を送りましたが反応は薄かったですね。当時は『なんてひどい女なんだ』と憤りました」

 ただ、今振り返ると彼女の行動には「自分にも責任がある」と鈴木さんはいいます。というのも、鈴木さんは彼女と付き合って間もなく、コンサルティング部のサブリーダー職に昇進。業務量が増えたこともあり、最初は週に1回つくれていた彼女との時間も次第に2週に1回、月に1回と少なくなっていたのです

「なんとか誠意を見せようと、無理やりデートの予定を入れては仕事が間に合わずに『やっぱり会えない』というドタキャンを繰り返していたのが致命的だったのだと思います。彼女も了承してくれていましたが、不信感が積もっていたんでしょう」

 体調が戻ってすぐに鈴木さんと彼女は、直接話す機会を設けたものの、会った瞬間に鈴木さんはもう手遅れだと感じたといいます。

クリスマス後に会うも信頼関係は戻らず…

クリスマス

「彼女が見たことないほど冷めた表情をしていたので、『ダメだ』と直感しましたね。僕はまだやり直せると思って渡し損ねたクリスマスプレゼントを持って行ったのですが、彼女が持ってきたのは僕が彼女の家に置いていた寝間着や私物でした(苦笑)

 言い訳する時間ももらえず、彼女から一方的に私物が入った紙袋を押し付けられて破局。日頃から少しずつ欠いていった信頼関係を戻すことはできませんでした。

「お互い大人だから仕事が忙しいといえば、分かってくれるだろうと都合の良いように考えていたのが原因です。彼女に甘えていたんでしょうね。ただ、クリスマス前日にインフルエンザにかからなければ、もっと歩み寄るチャンスはあったかもしれません

 鈴木さんは彼女と別れて以来、恋人はおらず仕事に没頭しているといいます。自宅には結局渡せなかったクリスマスプレゼントがまだ置いてあるとか……。クリスマス破局は、こんな日々の不満やすれ違いが大きな原因になるのかもしれません。

 普段からお互いの関係に不安がある人はクリスマスなどの大きなイベントで信頼関係を損なってしまうと致命傷になりかねません。備えを万全にして挑みましょう。

<取材・文/藤冨啓之 イラスト/田山佳澄>

WEBコンテンツ制作会社「もっとグッド」代表取締役。ライター集団「ライティングパートナーズ」の主宰も務める。オウンドメディアのコンサルティングのほか、ビジネス・社会分野のライターとしても活動

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