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職場で重宝される人と、されない人。決定的な思考の違い

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 こんにちは、Shinです。元戦略コンサルタントで、現在は某外資系企業で業務改善や戦略策定などに取り組んでいます。今回のテーマは「職場で重宝される人と、されない人の決定的な違い」です。

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※画像はイメージです(以下、同じ)

「戦略」ってワード、よく聞きますよね(そうでもない?)。ビジネスにおいては、「まずはちゃんと戦略を作らないと意味ないよ」「その戦略、うまくはまったね!」などなどの使い方をされますが、ビジネスの現場では、戦略的思考ができる人はしばしば重宝されます。でも、そもそも「戦略」って何でしょう?

「戦略」の正体を探ってみる

「戦略」をググってみると、こんな感じの定義がありました。

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戦略(せんりゃく、英:strategy)は、一般的には特定の目的を達成するために、長期的視野と複合思考で力や資源を総合的に運用する技術・応用科学である
(Wikipediaより)
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 この定義、「よく考えられてるな」と感心したんですが、これだけだと何やらわからん! という人が多いと思うので、かみ砕いて考えていきましょう。ただ、このままだと「なんでそんなこと考えないといけないの? めんどくさ」と思われてしまうので、ちょっとそこから説明します。

 ぼくらはいろんな言葉を使っていますが、かなりの割合で「よくわかっていないけど、何となく使っている言葉」もあるはずです。すべての言葉を精緻(せいち)に理解する必要はありませんが、なかには「わかっているといないのとで、大きく人生や行動が変わる言葉」もあります。そのうちのひとつがまさに「戦略」なのではないか、ぼくはそう考えているのです。

 だからこそ、みなさんの貴重な時間をちょっとだけもらって、一緒に「戦略」の意味合いを考えていけたらなと。

「戦略=①ゴール×②全体×③優先×④深堀」である

思考

 結論から先に言うと「戦略=①ゴール×②全体×③優先×④深堀」です。この要素を網羅して考えたり、プレゼンテーションができたら、「戦略的思考」ができているといえます。

 例えば「家の近くのコンビニの売上を向上させてみてください」というお題があったとしましょう。そのときに、「戦略的思考がない状態」だと、①パニックになる、②思い付きを話し続ける、以上終わり! になってしまうと思います。

 思い付きにもいろいろありますが、例えば「からあげクンのようなファストフードを売る」「美人/イケメンだけをアルバイトとして採用する」「人気キャラクターのミニオンズとコラボする」みたいなアイディアを矢継ぎ早に繰り出す……みたいな。逆に、戦略的に考えるとどうなるか。

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