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台風で崩壊した「クソ物件」をクラウドファンディングで再建する理由

ビジネス

不動産屋、飲食店に手を出しがち

うどん

建築にあたり、さまざまなプラン検討をしている。こちらは没プラン

――全宅ツイは不動産のプロ集団であるわけですが、飲食店経営に関しては素人なのでは?

かずお君:学芸大学の「鳩乃湯」をはじめ、dancyuに載るようなお店を複数経営する、大丈夫くん(@datexxxxx)さんをスーパーバイザーに迎えて、全面的にご指導頂いているので不安はありません。それに実は飲食をやったことがある不動産屋は意外と多くて、あくのふどうさん(@yellowsheep)さんも経営してますし、私も飲食の創業経験が複数回あります。なので完全に素人というわけでもないんです。

――不動産屋さんが飲食に進出するのは経営の多角化のため?

かずお君:いや単にモテたいだけです(笑)。女の子を連れて「ここ、僕の店なんだ」と言いたいがために、飲食店を経営するのです。

――そういった動機で始めた店舗は潰れやすいのでは……?

かずお君:はい(笑)。ちょっと景気が良くなるとすぐ飲食店に手を出して、景気が悪くなるとそれが原因で本業ごと潰れるのが、不動産会社の様式美です。

うどん

ウィズコロナ時代に対応したオープンエアな店舗スペース

コロナの逆風でも「やるからには本気」

――それにしても今回コロナ禍での新規開業、かなりの逆風なのでは。

かずお君:パースからもわかるとおり、とても風通しのいい店舗になってますし、お会計もキャッシュレス決済オンリーなので安心してご利用いただけると思ってます。厨房が小さすぎて何も作れないデメリットを逆手に取って、美味しいものは外部から調達します。大丈夫さんのコネクションで、近隣エリアの評判のお店から取り寄せた、名店の味を三為(さんため:転売のこと)価格でお楽しみいただけます。

――最後に、支援者や来店を楽しみにしている方にメッセージを。

かずお君:コロナ不況で失業してしまった新宿太郎総帥の生活がかかっているプロジェクトなので、暖かい応援を、それとぜひ足を運んでいただけたら。やるからには、建築の部分も本気ですし、美味しいお酒、美味しい食べ物を提供していきます。キャッシュオンなので、待ち合わせに使うとか、仕事帰りにぱっと飲んでぱっと帰るとか、二次会でふらっと立ち寄るとか。いろいろ自由な使い方ができるお店になってます。

<TEXT/栗林篤>

【かずお君@kazuo57)】
さまざまなオルタナティブアセットを有効活用で開発するおじさんです

「全国宅地建物取引ツイッタラー協会(全宅ツイ)」は、数百億円の不動産を取引する不動産ファンドのAMrからルノアールにたむろする無免許ブローカーまでを会員に擁する、その保有資産、預り資産、グリップ資産の合計が2兆円を超える不動産Twitter最大の業界団体です
公式キャラクター・グリップ君Twitter:@kuso_bukken

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