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慶応卒芸人たかまつななが明かす「NHKを2年半で退職」の真意

キャリア

課題はマネタイズできる仕組みづくり

――今後に向けて、現状のたかまつさん自身の課題は何でしょうか?

たかまつ:人的リソースが圧倒的に不足しています。コロナ禍の影響が出始めるまでは数十名ほどの方々に協力していただいていましたが、報酬などを支払えなくなり、現在は数名の方に手伝ってもらっている状況なので、正直、時間や労力を加味すると思い描いているとおりには進んでいない部分も多々あります。

 また、資金的な問題もあります。春頃からは自分自身で原稿を執筆する仕事も増やしたのですが、本来、笑下村塾として請けていた講演会などもなかなか開催されない状況なので厳しく、テキストプラットフォーム「note」の投げ銭やメディア出演の報酬などでまかなっています。

 8月上旬に「社会問題を解決するYouTube番組を作りたい!」とクラウドファンディングを募り、現在(2020年8月20日時点)は300万円以上支援していただいているのですが、それでも動画制作でいえば1年分なので、継続的にマネタイズできる仕組みを作らねばならないのも課題です。

“シルバー民主主義”の是正を目指したい

笑下村塾

笑下村塾のミッションとして「笑いで世直し」を掲げる

――例えば、10年後を見据えるとしてどのような目標を掲げていますか?

たかまつ:まずは、YouTubeチャンネルの登録者を100万人を目指し、若者の声を多くの人に届けるメディアにしたいです。そうなれば、高齢者層の有権者が世の中を動かしている「シルバー民主主義」からの是正を目指せるのではないかと思います

 若い世代には、例えば、自分たちに不利な政策が成立した場合に、署名活動などを通して政治に影響を与えられるようになってもらいたいし、私の発言や番組内容を政治家が無視できなくなるくらいの影響力を持つことが理想です。

――現在は27歳ですが、いずれ自分が年齢を重ねてからは何をしていきたいですか?

たかまつ:現在も笑下村塾で学生記者を育てる取り組みをしていますが、自分自身で十分だと思えるほどの経験や資金が揃うならば、育成にもっと力を入れていきたいと思っています。

 今なお新聞でいえば、特定の政治家に張り付く番記者の仕組みがありますが、若い世代の子たちが「政治を監視する」という意味でも実現できるようになればいいと思い、下の世代がきちんとリサーチして情報発信できる場を作ってみたいです。

<取材・文/カネコシュウヘイ>

フリーの取材記者。編集者、デザイナー。アイドルやエンタメ、サブカルが得意分野。現場主義。私立恵比寿中学、BABYMETAL、さくら学院、ハロプロ(アンジュルム、Juice=Juice、カンガル)が核。拙著『BABYMETAL追っかけ日記』(鉄人社)。Twitterは@sorao17

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