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慶応卒芸人たかまつななが明かす「NHKを2年半で退職」の真意

キャリア

 ネット上を中心に、さまざまな社会問題へ斬り込んでいる時事YouTuber・たかまつななさん(27)。若い世代へ向けた政治教育に取り組む株式会社 笑下村塾を率いており、起業家としての一面も持っています。

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たかまつななさん(27)

 2020年7月。慶應義塾大学大学院卒業後に就職したNHKから、約2年半で退職したことも話題を集めていました。今回、これまでの経緯や将来の目標などを聞きました。

富士山の不法投棄を見て政治への関心を持った

たかまつななさん

リモートで取材に応じてくれた、たかまつさん

――精力的に政治や社会問題への意見を述べている印象もあるのですが、そもそもなぜ政治への関心を持ったのでしょうか?

たかまつなな(以下、たかまつ):小学4年生のときに、アルピニスト・野口健さんの主催する環境学校へ参加したのはひとつのきっかけでした。当時、富士山の麓でバスやトラック、注射器などの医療器具が不法投棄されているのを見て、野口さんが「大人は見てみぬフリをするから、君たち子どもが伝えてほしい」とおっしゃっていて、そこからだんだんと問題意識が強くなっていた気がします。

 いつの間にか子どもの年齢ではなくなりましたが、誰が問題を解決するべきかと考え続ける中で、社会のあらゆる課題を解決するには法制度も含めて「税金を預かる政治の役割」が必要だと気が付いたのも、現在の活動に繋がっています。

――現在、自身の核になっている活動は何でしょうか?

たかまつ:時事YouTuberとしての活動です。もともと、自分自身の「たかまつななチャンネル」で現場取材にもとづく社会への問題提起などに取り組んでいましたが、今年7月にNHKを退職したので、今後はこれまで以上に力を注いでいきたいです。

NHK退職の理由とは?

shoukasonjuku

「株式会社笑下村塾」公式サイトより

――NHKからの退職も話題を集めていましたが、その理由は何でしたか?

たかまつ:お笑い芸人のかたわら、慶應義塾大学大学院を卒業後に就職しましたが、若い世代へ向けて政治や社会問題を取り上げる番組を作りたくてもなかなか実現できなかったのは理由のひとつでした。就職して2年半ほどでしたが、仮にそれを実現したとしても10〜20年はかかるだろうし、そのときには自分も若者ではなくなってしまうので、やりたいことへ挑戦するには今しかないと思いました。

――2016年4月には株式会社笑下村塾を創業されましたが、なぜ立ち上げたのですか?

たかまつ:当時はちょうど18歳選挙権が導入された年で、初めて若者が政治の場で主役になったという思いから設立しました。また、元から「教育現場に貢献していきたい」と考えていたこともあり、公職選挙法は70年ぶりの制度改正で、同じ期間でまた変わるのであれば、次にもし16歳選挙権が導入されても「自分は90代か」と思い「動くならば、今のタイミングしかない」と考えていました。

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