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猛暑でイライラ倍増?不動産業界、真夏の迷惑な人エピソード

ビジネス

 長かった梅雨から一転して、連日のように厳しい暑さが続いています。酷暑が人をそうさせるのか、イライラを助長する迷惑な人が夏の不動産業界では散見されるようです。

マンション

※イメージです(以下同じ)

 当サイトにて「全宅ツイ 業界ウラ話」を連載中の不動産団体「全国宅地建物取引ツイッタラー協会」(全宅ツイ)に夏の迷惑エピソードを伺いました。

不動産マン、灼熱地獄でのチラシ投函

 夏とともに新人時代の上司を思い出すというのが、匿名会員さんです。

「新人として、新築マンションの販売現場に配属されたのですが、とにかく所長がポンコツでした。猛暑日でもお構いなしに、チラシ投函や街頭でのティッシュ配りを命じる人で、僕らも炎天下のなか、首にタオルを巻きながら団地という団地にチラシを投函して回って、夕方になると革靴が塩を噴いて白くなるほどでした」

 大変な仕事ではありますが、営業のためなら仕方ない面もあるのでは。しかし匿名会員さんは無策が招いた地獄だと主張します。

「そもそも客が来ないのは広宣の戦略がズレているのが原因なわけです。それを所長も売主担当も認めたくないし、代替案も立案できない。だから売主との進捗会議で『我々営業が足で集めます!』とその場しのぎの安請け合い。それも闇雲にチラシを撒くだけで、例えば『お盆前に近居ニーズを掘り起こす』といった狙いも何もありません」

無能なポンコツ上司に殺意

上司 ビジネス

「それで実際に汗を書くのは下っ端の僕らなんでモチベーションの維持も大変です。僕ら営業も安くない人件費が発生しているのに、それをアルバイトみたいな仕事をさせて『今週は手作りチラシを〇〇枚撒きました!』と売主へ胸を張るのは、仕事の意味を履き違えてます」

 無策の上司にイライラが募る匿名会員さんですが、極めつけは帰社時の対応だったとのこと。

「ポスティングを終えて汗だくで戻ってくると、クーラーの効いた事務所で所長はラジオ聴きつつコーヒー飲んでいて『おう、お疲れ』と一言だけ。さすがに殺意が湧きましたね。本当にダメな上司で、自分は決してこうはなるまいと反面教師にしてました。所長のその後ですか? 数字を上げられず秋には内勤に異動になりましたよ

 部下への手本となるべくリーダーシップを発揮しないと、セミのように短命なキャリアとなってしまうようです。

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