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「他人が触ったお金が嫌」コロナで“完全キャッシュレス化”した20代男子の言い分

コラム

 新型コロナウイルスの影響で、オンライン会議やテレワークなど仕事での変化を感じている人は多いでしょう。これを機に、接触を減らすために「キャッシュレス決済」を導入した人もいるようです。

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※画像はイメージです(以下、同じ)

 会社員の中村隆也さん(仮名・28歳)は、「今はほとんど現金を持ち歩いていません」と語ります。

家の近くで集団感染が発生した

「もともと、キャンペーンなどの“ついで”で作った、事前にチャージするプリペイド式の電子マネーを、コンビニで使っているくらいでした。使うシーンも、東京ドームなどで行われる好きなアーティストのコンサートのチケットを買うときくらい。週末だけだったので、プリペイド式の電子マネーに月1回3000円ほど振り込むだけで済んでいました」

 しかし、事態は緊急事態宣言で変化したといいます。

「家の近所でクラスター(感染集団)が発生したんです。スーパーにも、レインコートにゴーグルをした重装備の人も現れて、物々しい雰囲気に……。近所のドラッグストアに行くと、疲れているのか、具合が悪いのか、お世辞にも血色がいいといえないタイプの店員さんがいました」

咳をした店員が触ったお金が嫌…

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「飛沫防止のビニールシートがあるものの、その店員がマスクしたまま咳をして、トレイに置いたお金や会員カードをべたっと触るのに、なんだか不安感を抱いてしまったんです」

 そこで、中村さんは大幅なキャッシュレス決済の導入を決意します。

「それまでは、近所のスーパーで使っていたWAON、たまに買うミスドで使っていた楽天Edy、ビックカメラやドラッグストアで使っていたLINE Payと、複数の電子マネーカードやアプリを使い分けていました。ただ、非効率に感じていたので、還元率の良いLINE Payに統一したんです」

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