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会議のプレゼンに悩む人が実践すべき「全部聞く」という方法

学び

まず「全部聞く」を実践してみる

聞く

自分の主張を手を変え品を変え、伝えようとする前に、まず相手の考えをまるっと聞くこと

 これがぼくが何よりもおすすめしたいことです。

 立場を逆にして考えるとわかりやすいのですが「自分が話しているときに、何度も大声でカットインしてくる人」と「自分の話が終わるまで、ニコニコしながら最後まで聞いてくれる人」だったら、どちらのほうが信頼できるでしょうか。好きになれるでしょうか。

 おそらく、ほとんどの人が「話を最後まで聞いてくれる人のほうがいい」と言いますよね。ぼくもそうですし、これを読んでくれているあなたもそうだと思います。

社会人年数を重ねるほど注意が必要

 人はだれしも「自分の話を聞いてほしい」という強い欲求を持っています。相手と信頼関係を築き、コミュニケーションを円滑にするためには、まずその欲求を満たしてあげることが重要なのです。

 まず相手の話をとことん聞く。そうすることで相手は自分に好感を持ってくれて、相手も自分の話を聞いてくれるようになります。

 特に、社会人年数を重ねて「相手が自分の話を聞くのが当然だ」というスタンスになっている人は要注意です。知らぬ間に「この人、なんか付き合いづらいんだよな」と思われてしまっているかもしれません。

 一見簡単ですが実は奥深い「まずは全部聞く」というコツ、ぜひ実践してみてくださいね。

<TEXT/Shin>

某外資系コンサルティングファームで戦略コンサルタントとして勤務したのち、現在は某外資系企業で業務改善や戦略策定等の業務に従事。ビジネス書作家。ブログ「Outward Matrix」、オンラインコミュニティ「Players」を運営。無料メールマガジンも好評配信中

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