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会議のプレゼンに悩む人が実践すべき「全部聞く」という方法

学び

連載・現役コンサルタントのシンプル仕事術

 こんにちは、Shinです。元戦略コンサルタントで、現在は某外資系企業で業務改善や戦略策定などに取り組んでいます。

悩むリーマン

※画像はイメージです(以下、同じ)

 今日のテーマは「コミュニケーションに悩む人は“全部聞く”を実践してみよう」です。

 コロナの影響で、電話会議をする機会はどんどん増えています。周りの人を見ていると、顔を見て話すことがなくなった結果、相手の気持ちを汲み取ることが困難になり、苦労しているケースが結構あるようです。

何度も同じことを大声で繰り返す人

 本日、同僚(Aさんとします)と、ある電話会議に出ました。お客さんと今後の方向性についてすり合わせる会議だったのですが、なかなか話がうまくまとまりません。Aさんは一生懸命自分が伝えたいポイントについて熱弁をふるうのですが、お客さんはなかなか聞く耳を持ってくれず、話は平行線となってしまいました。

 Aさんは、決して話が下手なわけではありません。むしろ、弁舌さわやかでプレゼンテーション力があるほうです。しかし、この会議ではその強みが弱みとなってしまったようでした。

 一方的にメッセージを伝えるような場であればいいのですが、今回はそうではなく、お客さんと自社との落としどころを探る場です。いくら自身の状況や考えを熱弁したところで、相手がそれにのっかってくるわけではないのです

 Aさんは、お客さんが話し始めた際も数秒と経たずに同じ主張を繰り返してしまっていました。そのため、話がなかなか前に進まなくなってしまったのです。

 どうすればよかったのでしょうか。

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