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テレワークで携帯代が3万円超え…上司に相談すると意外な答えが

学び

あれこれ出費を認めてくれて逆に…

 しかし、実際には心苦しくなったそうです。

「携帯料金のこともあって、画像編集ソフトも『購入OK』と言われても、申し訳ない気持ちになったんです。うちの会社ではテレワークは強制ではなかったので、自分が出社すれば買わなくてよかったわけで……。コロナに感染するのと、経費がかかるのとではどちらが迷惑になるのだろうと、悩んでしましました」

 このタイミングで、スマホの買い替えも検討したため、新たな出費も必要となりました。

「ちょうどスマホの寿命がきそうになったんです。普段ならば様子を見るんですが、いつもよりさらに電話が欠かせない状況を考えて決断しました。本体代が7万円程度です。通話料は会社が一部負担してくれるのですが、購入費用は完全に自腹。月々の料金に上乗せされるとしても、最近、自宅にいるためにいつもよりも光熱費などが多くて、支払いができるか不安です」

次の引き落とし日が恐ろしい…

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 想定外の出費に焦っているという香織さん。

「しかも締日の関係で、会社から支給される電話代は来月以降のお給料と一緒に支払われる予定なんです。そのため、次の引き落とし日は憂鬱……というか怖いです」

 まさに金銭的には、綱渡り状態と言える香織さんのテレワーク。最初から経費の相談ができるように、普段から上司とのコミュニケーションは大事にしておいた方がよさそうです。

特集 新型コロナ・若者の憂鬱

<取材・文/池守りぜね イラスト/デザイア恵利>

出版社や、web媒体の編集を経て、フリーライターに。趣味は子供と一緒にプロレス観戦。ライブハウスに通い続けて四半世紀以上。家族で音楽フェスに行くのが幸せ

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