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Zoom飲み5時間でベロベロ、クラファンで“飲み屋支援”…散財が止まらない

暮らし

飲み屋の支援に出費がかさむ

 高橋さんは、飲み歩きができない分、減った出費をまた飲み屋に還元しているといいます。

「結局、飲み歩き以外の趣味の釣りにも行けず、気晴らしの映画にも出かけられないので、月5万〜6万円は娯楽費が減りました。ただ、その分は常連だった店のクラウドファンディングや、自粛が明けた際に使える飲食券などを購入するのに結構お金を使ってしまったので、結局あまり出費は変わらないかも……。先日はついに、行ったことがない札幌の店にまで支援してしまいました」

 まさに「飲み歩きが生きがいだ」という高橋さん。そんな彼が今、ハマっているのはビデオ通話サービス・Zoomを使ったオンライン飲み会です。

「オンライン飲み会がなかった頃は、『まるで自分の人生が拍子抜けして、他人の人生のようだ』と感じていました。最初は、オンライン飲み会に誘われても『リアルで会わなきゃ意味がない』って思っていたんです。でも、実際に参加してみると、子育て中で普段は会えなかった友人が参加したり、呑んだ後、そのまま眠れたりメリットもあるんですよね

外飲みの“良さ”に気づかされた

オンライン飲み

 外出自粛期間のため、外での飲酒を我慢していますが、オンライン飲み会ではつい飲みすぎてしまうそうです。

「オンライン飲み会は、バーで飲むのと違って周りが止めてくれないんです。つい飲みすぎてワインを数本開けてしまったこともあります……。お店だと、ママがわざとアルコールが薄めの焼酎を作ってくれたり、飲みすぎないようにしてくれていたんだって気づきましたね。あと週末などは、馴染みだった店のオンライン飲み会も重なることがあり、はしごすることも。気づくと5時間近く飲んでいて、べろべろになっていました

 形を変えても飲み続ける高橋さん、リアルで外飲みに行けたときには泣いてしまうかもと今から心配しているそうです。くれぐれも飲み過ぎには注意してほしいものです。

特集 新型コロナ・若者の憂鬱

<取材・文/阿佐ヶ谷蘭子 イラスト/パウロタスク(@paultaskart)>

ライターは、世を忍ぶ仮の姿。その正体は、普通の主婦です。 ネタ集めのために、あらゆるコミュニティに出没。得意ジャンルは、ママ友や、マウンティングネタなど。女性にまつわるエピソードに目を光らせています

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