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自宅待機で毎日ヒマな25歳会社員。自粛中の“下心アリアリ”な唯一の楽しみとは

学び

普段と比べて仕事量が激減してしまう

 指示されたのは、先輩女性社員のヘルプ。「シングルマザーで子供の面倒を見ながら仕事をするのは大変だろうから」とフォローを頼まれたそうです。

「『助かった~』って何度もお礼を言われました。なんでも託児所が休業したらしく、小さな男の子2人抱えて日中は全然仕事ができず、子供が寝ている夜中に仕事をしていたそうです。それだと寝る時間がなくて大変でしょうからキツかったと思います。

 まあ、言い方は悪いですがこっちもヒマを持て余さずに済みますし、むしろ僕のほうこそ感謝したいくらいなんですけどね(笑)」

 それでも普段に比べると仕事量が激減しているそうで、昼過ぎには仕事が終わってしまうとも。そのため、空いた時間は赴任後に備えて、オンラインでドイツ語のレッスンを受けるなどスキルアップにも余念がありません。

語学オンラインレッスンの女性講師と…

オンライン 女性

「英語は多少話せますけど、2月いっぱいまで大きな仕事を抱えて、ドイツ語は全然勉強できなかったんです。それこそ知っている単語はダンケシェーン(ありがとう)程度のレベルです。日本語と英語だけでも仕事はできますが、やっぱり現地の言葉で直接コミュニケーションが取れたほうがいいじゃないですか。

 それに講師は自分より若い女のコで、なかなか美人なんです。近々ドイツに赴任することを話したら、彼女も赴任先の近くに住んでいるそうで『コロナが収束してレストランで食べられるようになったら一緒に食事をしよう』って誘ったらOKしてくれたんです。いやぁ、おかげでドイツに行く楽しみが増えましたよ(笑)」

 多少の下心は感じますが、スキルアップを図ろうとするのはいいこと。家から出られない状況を嘆いても仕方ないですし、みなさんもこの状況を前向きに捉えて有効活用してみてはいかがでしょうか。

特集 新型コロナ・若者の憂鬱

<TEXT/トシタカマサ イラスト/パウロタスク(@paultaskart)>

ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中

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