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自宅待機で毎日ヒマな25歳会社員。自粛中の“下心アリアリ”な唯一の楽しみとは

学び

 現在、世界中の多くの国が新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、厳しい入国規制を実施しています。それにより企業の海外出張は全面的にストップ。さらに春は本当なら異動シーズンですが、海外赴任や任期明けの帰国にも大きな支障が出ています。

悩む男性

※画像はイメージです(以下同じ)

 産業機械メーカーに勤める河野一平さん(仮名・25歳)も2020年4月1日付けでドイツに赴任予定でしたが延期が決定。いつ渡航できるか見通しは全然立っていないとか。

仕事でドイツに駐在する予定が…

「3月下旬に向かう予定でしたが、出発一週間前に延期が決定しました。でも、その前から『赴任が延期になる可能性がある』と会社側から説明を受けており、驚きはありませんでした。

 既婚者が家族を連れて赴任する場合は、引っ越しや子供の学校の手続きなど面倒なことが多いですが、私は独身ですから。必要なモノは向こうで買い揃えればいいと思っていたので荷物はスーツケース2つだけ。

 しばらくないでしょうけど、急に言われても対応できるよう荷物はそのままにしていて、いつでもすぐに出発できる状態にはしています」

 ただし、住んでいたマンションは3月で出ていくことになっており、家にあった荷物はトランクルームに預けた状態。4月以降も住み続けるには再契約が必要だったため、現在はウィークリーマンションに滞在しているといいます。

「手持ち無沙汰で困りましたね」

暇な男性

「どうせ赴任するまでの仮住まいですから。それに住んでいた家の近くにあるウィークリーマンションに入居できたため、生活エリアを変えずに済んで助かっています」

 ちなみに3月末をもって今まで在籍した部署は離れる予定でしたが、赴任が延期となったことで引き続き在籍することに。しかし、仕事の引き継ぎはすでに済んでおり、部署内は全員テレワーク中。河野さんも在宅勤務ということになっていますが、実際には仕事がまったくない状態でした。

「本当なら酒でも飲んでのんびりしていたいところですが、夕方までは勤務時間ですからそれもできません。誰も見ていないとはいえ、バレたらマズいですから。けど、そうなると本当に手持ち無沙汰で困りましたね。それで課長に毎日ヒマすぎるので仕事をくださいって頼んでみたんです」

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