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令和に蘇った「マネーの虎」。仕掛け人に聞く、復活の経緯と反響

コラム

 起業を目指す志願者たちと、己の人生を自ら切り拓いてきた“虎”たちの攻防を映した「マネーの虎」。2001〜2004年に日本テレビで放送されていた同番組は、今もなお、多くの人たちの記憶に強く焼き付いているはずです。

岩井社長

株式会社MONOLITH Japanの代表取締役岩井良明さん

 放送終了から16年。平成を代表した番組の復活を待ち望む声もたびたび聞かれますが、元号が令和に変わった現代、YouTubeで「令和の虎」と名前を代えて配信されています。

 主宰を務めるのは、かつての番組で“教育の虎”として出演していた、株式会社MONOLITH Japanの代表取締役である岩井良明さん。かつてのフォーマットを踏襲して現代へ復活させた経緯やコンテンツにかける思い、そして、未来を担う若い世代へのメッセージを伺いました。

「マネーの虎」復活までの経緯

――かつての人気番組「マネーの虎」を、YouTubeで復活させるまでにはどのような経緯があったのでしょうか?

岩井良明(以下、岩井):前段には、弊社が2018年12月から配信している「就活の虎CHANNEL」がありました。

 新卒採用活動の支援事業も手がけているため、企業と学生のマッチングをアピールするべく、就活のノウハウを伝える番組などを配信していたのですが、その中でも、人気が高かったのがかつて「マネーの虎」に出演していた南原(竜樹)や、川原(ひろし)さんが人生を語る番組だったんです。

 ただ、当初は就活生に向けてYouTubeを活用しようと思っていたものの、データをみると過去の番組をみていたであろう30〜50代の男性が9割以上を占めていたのが分かりまして。ちょうどチャンネルのネタにも詰まり終わりかけていたところで、ふとひらめいたのが「マネーの虎」を復活させるアイデアでした。

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