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つくばエクスプレス、新型TX-3000系を公開。明るく開放感のある車内に

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「弊社を支える社員の大多数は“開業後に入社している”ということで、開業以来の新型車両については、“みんなの夢と希望が詰まった車両”ということになっております」

 つくばエクスプレス(略称:TX、路線名:常磐新線)を運営する首都圏新都市鉄道の志田秀行技術部車両課係長が、新型車両TX-3000系に大きな期待を寄せた。

つくばエクスプレス

総合基地の臨修庫から姿を現したTX-3000系

 2005年8月24日の開業以来、初の新型車両となるTX-3000系交直流通勤形電車が2019年9月に登場。5編成30両が投入され、2020年春にデビューする予定だ。

2020年春、朝ラッシュ時のつくばエクスプレスが増発

 つくばエクスプレスは秋葉原―つくば間58.3キロを結ぶ路線で、全駅ホームドア完備、最高速度130km/h、ATO(Automatic Train Operation:自動列車運転装置)によるワンマン運転のほか、守谷―みらい平間を境に直流電化と交流電化に分かれる。茨城県石岡市に気象庁柿岡地磁気観測所があり、直流電化のままだと、自然の地磁気や観測データーに影響を及ぼす恐れがあるためだ。

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TX-2000系(左側と中央)とTX-1000系は、2003年に登場(右側)

 開業時、TX-1000系直流通勤形電車が14編成(TX-1~14編成)、TX-2000系交直流通勤形電車が16編成(TX-51~66編成)の2車種、計30編成が用意された。

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TX-2000系増備車

 年間輸送人員は、沿線の開発なども相まって右肩上がり。2008年と2012年にTX-2000系が計7編成(TX-67~73編成)増備され、増発により朝ラッシュ時の輸送力増強を図ってきた。また、3・4号車のセミクロスシート(ボックスシート&ロングシート)をロングシートに改造し、混雑緩和を図ってきた。

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 それでもなお、需要が増え続けており、同社は2020年春にダイヤ改正を実施。最混雑時間帯(朝ラッシュ時)の運転本数を22本から25本に増やすほか、さらなる輸送力増強を図るため、先述の通りTX-3000系を投入する。併せて総合基地内の留置線を3線増やしたほか、変電所の増強も行なう。

 資料によると、ダイヤ改正後、最混雑時間帯における混雑率は169%(2018年度)から155%に緩和される見込みだという。

 なお、TX-2000系のうち、TX-71編成の1・2号車は事故で2019年9月に廃車。TX-72・73編成の3・4号車はセミクロスシートのままである。

つくばエクスプレス初の急行灯を設置

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TX-1000系、TX-2000系に比べ、配色を意識したようなデザインに

 TX-3000系のデザインコンセプトは、TX-1000系、TX-2000系のシリーズ性を感じさせる「継承」、最新技術を採用した「進化」、良い印象を残し、次世代につなげる「洗練」である。

 エクステリアはTX-1000系、TX-2000系の基本ベースを継承しつつ、先頭車前面の傾斜を強くした。斜めから見ると、特急車両のようなスピード感あふれるデザインだ。

 灯具はすべてLEDで、前面の上部に同社初の急行灯を設置。優等列車(快速、通勤快速、区間快速)に使われる。

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細かく色分けすることで、わかりやすく表示

 デジタル方向幕はフルカラーLEDで、側面はJR東日本E233系などと同様に、種別と行先のほか、停車駅も表示される。なお、「行」はクリーム色、次の停車駅は黄色、途中停車駅はオレンジを用いる。

 車体は日立製作所のアルミで、コンセプトカラーのブルー(鉄道の安全性、信頼性を表現)とレッド(つくばエクスプレスの活気、エネルギーを表現)を斜めのラインに配することで、「疾走するexpress」をイメージし、スピード感を表現する。また、乗降用ドアとその上をブルーにすることで、遠くからでも乗車口がわかるようにしているものと推察する。

 車体側面の号車と車両番号は、TX-2000系と同じレッドを用いており、交直流電車を表している(TX-1000系はブルー)。

 VVVFインバータ制御は、炭素ケイ素(SiC)を適用することで、TX-1000系、TX-2000系に比べ、消費電力量を13%程度削減できる見込みだという。

 警笛はTX-1000系、TX-2000系と同様に、メロディーホンを流すこともできる。

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