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3度の家庭崩壊を身近で経験…結婚への興味を失った27歳OLの生き方

 あえて結婚しないという選択を取る若者が増えているといいます。出生率についても2018年、厚生労働省の人口動態統計では1899年の調査開始以来、過去最低の記録を更新しました。

家庭崩壊

※画像はイメージです。(以下同じ)

父の浮気が判明した日の記憶

 都内デザイン事務所に勤務する金田沙織さん(仮名・27歳)も今まで一度も結婚に憧れたことがないという一人。なぜ彼女はそう思うようになったのでしょうか。

「まだ生まれたばかりの下の兄弟たちは体が弱く、母親は子育てに対する戸惑いと毎日の看病に追われ、いつもイライラしてました」

 幼いころ、彼女が自意識が芽生えてすぐの記憶として残っているのが、「女という性を持って生まれたからには私も将来、誰かの“母親”にならねばいけないのか……」という絶望感だったそうです。

 そして特にはっきり覚えているのは父親の浮気が判明した日。大雨のなか、幼い兄弟3人を車に乗せて、片道3時間かかる祖父母宅までの道のりを泣きながら運転する母親の姿だったといいます。

叔母の家庭もあえなく崩壊

忙しい母

 結局、離婚が成立することはなかったものの、高校生の頃になると、今度は金田さんの叔母の家庭も叔父の浮気が原因で崩壊してしまいます。

「『同窓会で再会した同級生と暮らします』と言い残し、叔父は去って行きました。当時まだ小学生だった従兄弟たちを置いて、どうしてあんなことできちゃうんだろう? と今でも考えることがあります。

 様々な事情を抱えたうえでの決断だったんでしょうけど、側から見てるぶんには、その程度で揺らぐ気持ちでも家庭を築くことができるんだ……とショックを受けましたね」

 叔母は離婚が原因で鬱病を患い、今でも精神病院への通院を余儀なくされているそう。しかし、金田さんはそんな叔母に対してさえ、人を信じ切ってしまった自業自得ではないかと感じてしまうとか。

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