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話題の“東大クイズ王”が教える「短く・わかりやすく」まとめる力

コラム

 資格習得やキャリアアップ、社会人になっても勉強する機会は意外と多い。休憩中や帰宅後に勉強時間を確保している多忙な20代ビジネスマンのなかには、ついダラダラと机に向かっているという人も多いはず。

疑問 会議

※画像はイメージです(以下同じ)

 開成高校在学中に全国高等学校クイズ選手権で優勝し、現在は東大クイズ王としてバラエティ番組で活躍する東大医学部6年生の水上颯氏。

 初の著書『東大No.1頭脳が教える 頭を鍛える5つの習慣』では、「才能」でも「素質」でもなく、「習慣」で頭は鍛えられると主張。そのなかから、今回は「発信力を身につけるコツ」について紹介する(以下、水上氏寄稿)。

「問題づくり」でまとめる力がつく

 相手に何かを伝えたいときは、できるだけ「短く・わかりやすく」しなさいといわれます。でも、伝える内容をコンパクトかつ、的を射たものにするのは簡単ではありません。「わかってはいるけれど、なかなかうまくできない……」という人が大多数でしょう。

 僕はクイズの問題をつくる機会が多いのですが、たくさんの材料を短くまとめてアウトプットする訓練として非常に役立っています。とくに、早押しクイズでは「だらだら」は厳禁。80文字くらいをメドに問題をつくることになります。

 ときには、たった1問のために本を丸ごと1冊読むこともあります。そうやってインプットしたたくさんの情報から、エッセンスを凝縮し、しかも伝わりやすい形で80文字にまとめていきます。こうした作業は、確実に「まとめる力」を養ってくれるのです。

 もし、アウトプットに苦手意識があるのなら、トレーニングとしてクイズの問題づくりをしてみてはいかがでしょうか。つくったクイズは友だちなど周りの人に出してみるといいと思います。といっても、クイズ大会を開いたりする必要はありません。普通に話をしているなかで、「じゃあ、○○ってどうしてだかわかる?」とクイズ形式で質問してみるのです。

不正解でもプライドを傷つけない「相手目線」

クイズ

 クイズを出すときには、上から目線ではなく「相手目線」が必要です。たとえ相手が答えられなかったとしても、プライドを傷つけることなく、そのクイズを出されたことで、結果的に「よかった」と思ってもらわなくてはなりません。

 そうやって相手目線の出し方を考えていくうちに、自然とわかりやすく伝える力が身についていきます。僕がクイズを出すときには、まず相手が知っているだろう有名な情報を入れ、そこに「新しく知ってほしいこと」を加えていくようにしています。

 たとえば、「日本で鰻をよく食べるのは土用の丑の日ですが、イタリアではどんな日に鰻が好んで食べられるでしょう」といった具合です。これなら、後半はわからなくても、前半は知っているのだから「半分正解」の気分になれます。

 実は、イタリアではクリスマスイブによく鰻を食べます。イタリア人はクリスマスイブに肉を食べない習慣があり、鰻料理をつくることが多いのだそう。半分正解の余裕があれば、こうした答えにも素直に感心してもらうことができるでしょう。

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東大No.1頭脳が教える 頭を鍛える5つの習慣

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