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「お客様の気持ちを知りたい!」と思ったら取るべき行動2つ

学び

2.仕事を他の会社に依頼してみる

顧客視点

(C)Rawpixelimages – Dreamstime.com

 管理職になってから、ある程度の予算権限をもらいました。そして、自分自身で他の会社に仕事をお願いできるようになりました。普段はお客様から仕事を依頼されてこなすのですが、そのときは自分がお客様になるのです。

 これも非常にいい経験でした。

 ほぼ同じ頼み方をしても、会社によってレスポンスのスピードやきめこまやかさ、満足度をあげるための施策などがまったく違うのです。そして、依頼先を決めるのにはもちろん価格や期間も大事だが、何よりも「自分のことを真剣に考えてくれているか」が基準になることを心底理解できます。

 自分は何をもって付き合う会社を決めているのか、なぜ他の会社の対応に疑問を感じたのか、それらを言語化していくと、「顧客視点」が自然と磨かれていきます。疑問を感じられるようなことがなくなり、「ぜひあなたにお願いしたい」と言われるタイミングが増えていくでしょう。

お客様に満足してもらうため避けては通れない

 また、ぼくはオンラインコミュニティやブログ運営において、一部の仕事を外部委託しています。そのときにも、コミュニケーションの方法や丁寧さ、結果へのコミットなど、学ばせていただくことが大変多いです。

 彼らの仕事ぶりをじかに理解でき、自分の仕事へ応用できるという意味でも、払っているお金以上の学びがあります。

 顧客視点を身につけることは、お客様に満足してもらうためには避けては通れない道です。単純に「意識するだけ」では身につけるのに時間がかかってしまうので、今回紹介した2つの行動をぜひ実践してみてくださいね。

<TEXT/Shin>

某外資系コンサルティングファームで戦略コンサルタントとして勤務したのち、現在は某外資系企業で業務改善や戦略策定等の業務に従事。ビジネス書作家。ブログ「Outward Matrix」、オンラインコミュニティ「Players」を運営。無料メールマガジンも好評配信中

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